『誰が勇者を殺したか』シリーズ3作目。
今回はリュドニア国の勇者カルロス王子についてと、勇者一行がどのように成長していき、リュドニア国の勇者をどう殺すのかが描かれいきます。
預言者によって勇者とされた者と、周囲の期待を一身に背負い勇者となった者。
どちらも間違いなく勇者だったのだけれど、銀髪の姫君にとって兄であるカルロス王子こそが真の勇者であったこと。
その勇者である兄を殺されたことについての哀しみと恨みの果てに見出した、美しきものとは。
今回もまた心地よい読後感。
すっかりこの世界にハマってしまいました。
それにしても、聖女マリアってここまでぶっ飛んだキャラだったとは笑)。
シリーズ一作目では、聖女とは真逆な姿に笑ってしまいましたが、勇者に対しての想いはどこまで本気なのかなって感じでした。
しかし二作目で、そうだったのかと思わせると共にその真の姿があらわに。
そしてこの三作目でそれは更にエスカレートする様子に笑わずにはいられませんでした。
それに賢者も随分と人間味が増してきましたが、変人なのは変わらない様子なのも可笑しかったです。
次の賢者の章も読むのが楽しみです。
