『走れメロス』をパロディにしたミステリー。
ちゃんと(?)元ネタに沿った形で描かれているのも特徴で、思わず『走れメロス』を読みたくなります。
さて、主人公の脳筋思考なメロスだけれど、意外な明晰さを見せます。
でも推理に行き詰るとやはりフィジカルに訴えようとする姿が可笑しかったです。
親友を助けるために走るメロスの前に現れる難事件の数々。
道中、メロスの前に現れる親友のイマジナリー、「イマジンティヌス」がバディとなって密室殺人などの殺人事件を解決していきます。
その中でも山賊のお話は可笑し過ぎて笑ってしまいました。
事件解決を依頼されるも先を急ぐメロスが断ろうとするも、依頼主である山賊に社会通念を説かれる様子。
そして、それでも山賊はやはり山賊だったという辺りに爆笑。
更に太宰治のような「オサムス」というキャラクターの登場にも思わずニマニマ。
こちらは思いがけない事実が明らかになりましたが、更にメタ的な要素も強くなり面白かったですね。
ミステリーとしては、まぁ、強引過ぎるといえば強引過ぎる点もあるけれど、なんと、読者への挑戦まであって意外と本格派?!
いや、やっぱり違うかなw

