義経じゃないほうの源平合戦 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

 

 

蒲御厨で静かに暮らしていた範頼は、打倒平家に立った兄・頼朝のもとへと馳せ参じるも、会って早々、兄の怒りに触れ平服する。

勇猛果敢な弟の義経に比べ、小心者である自身の情けなさを日々感じるも、頼朝の名代として軍の総大将を命じられ…。 

 

 


数年前の大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」を思いだしながら読みました。

 

頼朝の名代として軍の総大将を務める範頼。

 

兄の頼朝の将来を見据えた戦略と冷徹さ。

 

目の前の戦の勝利が楽しいだけで犬のように人懐っこい弟の義経。

 

二人に挟まれた小心者の範頼。

 

軍を率いた経験もなく、はじめは周りの言動を気にしてしまったり、愚痴がとまらなかったりなど、軍を率いる侍として不安な面が見えますが、いつしか周囲のアドバイスを受けて大局を見すえ、軍を動かし養うことに長けた名将の姿が垣間見えます。

 

次第に窮地に陥っていく義経を救いたいと、義経に頼朝への報告を怠るななど助言を送ったりするものの、自分自身の身も助けたいことから、具体的な行動は避けてきた範頼。

 

そんな兄への恐怖心に竦んでいた範頼が、やけくそかも知れないけど反抗する姿を見せた時が実に恰好いい!

 

しかし、それでもその先の歴史を思うと切なくなりますね。


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