うん、やっぱりこの作品、好きだなぁ。
今年の2月に本書を課題書にした(オンライン)読書会に参加させてもらうにあたり再読、いい作品だと、あらためて実感しました。
↓ 初読時の感想はこちら
主人公はほんのちょっとしたことでも死に直結してしまうような難病を患っているダニエル。
難病をテーマに扱っているので、時に胸が締め付けられるような切なさに襲われることもありますが、ダニエルが持つ、ひたむきな強さや優しさに胸があたたかくなります。
また、生きることに前向きなダニエルの言葉で紡がれているので、明るい気分で読んでいられると共に、清々しくもダニエルのような前向きな気持ちにも。
それに、言葉にしなくとも通じ合えるような親友や介護士の存在も大きく、そのささやかな日常の描写が実に鮮やかで心に残ります。
そして、そういったダニエルたちの姿を通じて伝えようとしている、著者の想いや願いには胸がいっぱいになりました。
ほんと、いいお話!
多くの方に手に取ってもらえたらなと思います。
ところでラスト、読書会では自分は思いもしなかった解釈をされている方が多くてびっくり。
確かに読み返してみると、そういう風に受け取れる描写なのかも。
実際はどうなのか分かりませんが、自分はやはり希望のある終わり方だと受け止めていたいなぁ。

