2024年8月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2328
ナイス数:185

千歳くんはラムネ瓶のなか (9) (ガガガ文庫)千歳くんはラムネ瓶のなか (9) (ガガガ文庫)感想
なんだかこれで完結と言われても納得しちゃうような巻でした。それぞれの想いが伝わってくる場面には思わず涙腺も緩みます。朔が朔らしくあるように、みんなが後押しする様子も胸を打ちます。とはいえ、もしかしてそれって押し付けになってしまわないか心配にもなりますが。次はアニメ放映前に刊行でしょうか。地元民として映像化された舞台がどう描かれるかも楽しみ。
読了日:08月30日 著者:裕夢
ブレグジットの日に少女は死んだ (小学館文庫 ク 10-1)ブレグジットの日に少女は死んだ (小学館文庫 ク 10-1)感想
ブレグジット、EU離脱を決める国民投票の日に焼き殺された事件のノンフィクション、といった形をとったフィクション。『トゥルー・クライム・ストーリー』のようで、それ以上にノンフィクションのように思える作風になっており、確かに読んでいて「あれ?これもフィクションだよね」と確かめたくなります(笑)。描かれる内容自体は、誰もが悪い部分をもっていて、それはもしかたら誰にでもある部分が表面化されているのかと思うと、徐々に怖さが募ってくるよう。最後の最後まで気が抜けなくて、信じれる部分は果たしてどこに?!
読了日:08月28日 著者:イライザ・クラーク
十字路の探偵十字路の探偵感想
「もう誰も殺させない」と、犯罪が起きる前に事件を解決する事を誓う、名探偵の除夜。ひょんな事から助手を務めるようになるミサキさんとのコンビぶりがもっと見たくなりました。街にある「希望の塔」のように、絶望の中から希望を見出す光となるものは。優しくもちょっと切なく、ノスタルジックな物語、ミステリ成分は薄目だけど、やはり吉田篤弘さんの描く世界は愛おしいな。ところでクリスティの某有名作品に言及があったのは意表をつかれました。
読了日:08月19日 著者:吉田篤弘
モルグ館の客人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)モルグ館の客人 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
謎多き美女、ダークヒロインのレイチェル・サヴァナクを主人公にしたシリーズ2作目。前作は謎解きというより冒険小説よりだった感じですが、本作は謎解きメイン。実は、魅力的な序盤からワクワクするも、途中、読むの面倒だなと思いました(笑)。タイトルの〈館〉は終盤まで出てこないですしね。でもその終盤の謎解き、とても良かった。いろんな部分でモヤモヤするものは残るものの、フェアな謎解きが楽しい。作者による巻末の手掛かりを読んで伏線にようやく気付くありさまですが(笑)。個人的には前作よりも好きかも。更なる続編に期待です。
読了日:08月15日 著者:マーティン・エドワーズ
壁から死体?: 〈秘密の階段建築社〉の事件簿 (創元推理文庫)壁から死体?: 〈秘密の階段建築社〉の事件簿 (創元推理文庫)感想
期待していた以上に面白かった!壁から出てきた死体は、とんでもない失敗(仕組まれたものと思われる)によりラスベガスから放逐されたイリュージョニストであるテンペストのダブル(替え玉)。何十年も開けられた様子も、秘密の入り口も無さそうな壁にどうやって死体を!?そもそも殺された彼女は本当はテンペストを狙ったもの?!Why、Who、Howと、思っていた以上の本格ミステリーが楽しめるだけでなく、美味しそうなインド料理や、ほのかなロマンスなどが楽しめる一冊。消えた母親の謎も残る中、今後が楽しみなシリーズの開幕です!
読了日:08月09日 著者:ジジ・パンディアン

読書メーター

 

 

 

8月は特に前半は遊び歩いていたせいか、5冊しか読めておらず積読本が増えるばかり。

 

ただ、お盆休みを挟んでいたせいか、買いたいと思っていた本が本屋さんに入荷していなかったり、入荷できないと言われたりも。

 

それだけ売れていて、田舎の小さな本屋さんまで回ってこないってのならいいんですが…。

 

ともあれ買い逃している作品もあわせて、読みたい本がいっぱいなので、9月こそはモヒモヒと読みたいです。