『成瀬は天下を取りにいく』の続編。
成瀬は変わらず成瀬な姿は格好良く素敵です。
親ですら予想の斜め上をいく成瀬に周りの人も感化されていく様子、実に楽しい。
成瀬の弟子なる小学生や、クレーマー主婦も、びわ湖大津観光大使となる相棒といった新キャラもいい味でてますよねー。
思わずクスッと笑ってしまう場面も多いんですが、成瀬のぶれない姿は眩しく見習いたくもなり、はからずもウルッと感動しちゃう場面も。
成瀬に弟子入りする小学生の北側みらいちゃんは友人の言動について悩む事になりますが、成瀬と島崎のゼゼカラによる漫才を見た後に、二人からそれぞれ掛けられる言葉には胸が熱くなりました。
成瀬がバイトするフレンドマートでクレーマーとなっている主婦、呉間言実のツンデレ具合、旦那さんの鷹揚とした姿との対比も可笑しかったです。
それに平和堂グループで流れる「かけっことびっこ」の歌、思わず脳内でぐるぐると回ってしまいました(笑)。
成瀬と共にびわ湖大津観光大使となる相棒、篠原かれんも、成瀬に感化されるように自身を縛っている呪縛から解放されようとする姿も清々しかったです。
しかし、成瀬、やろうと思えば「ですます」口調もできるのね(笑)。
それに成瀬の両親も「あぁ、やっぱり成瀬の親なんだな」と感じさせる様子が伺えると共に、成瀬が無表情でいてもその感情を表に出せないだけで喜んでいるというのが分かる場面には、自分も感情表現を表に出すのが苦手なので「うんうん」と思わず頷いてしまったりなど、前作以上に誰かの視点を通じて見えてくる成瀬の人となりに、やはり憧れめいたものを感じたりも。
それにしても最終話にて、やはり島崎という存在は成瀬の中でも大きいんだなと思える様子が良かったなぁ。
そんな島崎の、東京に引っ越した事、成瀬の側にいない事を後悔する気持ちが良く分かります。
こんな存在が親友だったら、一瞬たりとも目を離したくなくなってしまうかも(笑)。
ところ本書、サイン本を購入できたんですが、「あたり」でした!
「あたり」は著者が気分に乗った時に書き記しており、流通しているサイン本の5%ぐらいの確立になるとかならないとか?!
そうそう、本書のカバーイラストにも描かれている、琵琶湖をクルーズするエンタメ船「ミシガン」ですが、昨年の春に乗船しました。




