2023年11月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

今週もおつかれさま!
 
 

 
てな訳で町中華。
 
ほんとは残業して遅く帰ってきた妻と、そのままお外へ食べに行く事になったんですけどね。
 
 
 
 
 
寒かったのラーメン。
 
400円と激安です(卵抜きは380円)。
 
 
 
さて、先月の読書記録です。
 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:3397
ナイス数:325

ペンギン殺人事件 (徳間文庫)ペンギン殺人事件 (徳間文庫)感想
朝起きたら祖父がフンボルトペンギンに?!特殊設定ミステリかと思ったら、ある事件をきっかけに高校を退学、祖父の家で引きこもっていた柊也が、自身が見たくないもの、目を背けてきたものに向き合えるようになる物語…なのかな。そもそも本当にペンギンはいたのでしょうか。同級生の宗像と柊也が二人で会話している時の違和感は果たして。それに最後の卵は何を示唆しているのでしょう。色々考察できる場面が多く、読んだ人同士で語り合いたくなるかも。
読了日:11月29日 著者:青本雪平
この密やかな森の奥で (二見文庫 グ 11-1)この密やかな森の奥で (二見文庫 グ 11-1)感想
【再読】帯には「善良なハードボイルド」とあったけど、「誠実なハードボイルド」だなと個人的には思ったりもしました。クーパーが娘フィンチを森の奥、世間から隔絶した環境に置いている事などについて覚える罪の意識。それが物語が進むに従いフィンチの言葉によって鏡のように跳ね返っていく様子は「正直」で「誠実」だなと。物語としてはつっこみどころあるけど、森とそこに住む父娘の描写はとても鮮やか。エピローグで転調する世界、描かれていない部分を想像するのも楽しく、描かれている以上に幸せな結末を想像しました。
読了日:11月24日 著者:キミ・カニンガム・グラント
ロボット・イン・ザ・システム (小学館文庫 イ 2-6)ロボット・イン・ザ・システム (小学館文庫 イ 2-6)感想
思春期を迎えるロボットという、なんとも難しい状況にベンも思い悩みます。タングから痛烈な、けれども的を得た言葉をベンは掛けられますが、それは思わず自分を顧みてしまうようなハッとする言葉。そこにタングの成長を強く感じ取りました。とはいえタングらしさ、その可愛さ、ベンとの絆の強さを感じさせる場面が、まるで最初のお話を伏線として回収するかのように描かれているのは感動的でした。ベンたち家族がより互いを思いやるようになる様子も良かったです。シリーズはとりあえず小休止との事で、また会える日を楽しみにしたいですね。
読了日:11月23日 著者:デボラ・インストール
塔の少女: 冬の王2 (創元推理文庫)塔の少女: 冬の王2 (創元推理文庫)感想
〈冬の王〉三部作の二作目。レスナーヤ・ゼムリャを追われたワーシャは、男装し相棒である馬のソロヴェイと共に世界を見に旅へ。そこで盗賊に攫われた少女たちを救いに出たところ、兄に再会し大公と共にモスクワへ。自由に生きたいと願うワーシャは、モスクワの地で前作以上に女性である事の生きづらさを痛感する事に。自身の自由を願う思いは周りを災厄に巻き込んでしまうけれど、ワーシャの力強さに惹かれ応援。一方で冬の王との間に流れるものの行方はじれったくも気になります。そしてバンニクの予言が示唆するものとは一体?完結編も楽しみ!
読了日:11月19日 著者:キャサリン・アーデン
百年の子百年の子感想
人類の歴史に比べ、女性や子供の人権などについて考えられるようになったのはまだ百年ほど。なのでまだまだ考え、変えていく事ができる希望を、出版社で刊行されている学年誌と親子三代、百年に渡る大河ドラマを通じて描かれます。戦時の描写は胸を痛め苦しくなるほどで、その閉塞感を令和の今とリンクさせ、主人公の悩みと葛藤と成長を通じて描かれています。それだけに祖母のスエとの繋がりと祖母の想いに気付いた時には思わず胸が熱くなるものが。後悔しても繰り返さない事が大事、そして、与えられた環境で前を向く事の大事さ、胸に刻めたらと。
読了日:11月15日 著者:古内 一絵
木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)感想
大御所小説家の時子が自死。その時に居合わせた5人の女性は毎年命日を挟んだ三日間、時子の館に集まり故人を偲ぶ宴を。しかし今回は何者から届けられた花に添えられた謎のメッセージをきっかけに、女性達が心に秘めていた真実を明らかにしだす様子はとても不穏でそれぞれの心を抉るよう。でも、その反面、何事も無かったかのように宴を続ける姿はどこかコミカルでありつつ、それだけに余計に不穏さが。幾重にも巡らされる心理戦と回収される伏線も心地良かったです。また、作者自身の思いが赤裸々に語られているのかと思える部分も印象的でした。
読了日:11月13日 著者:恩田 陸
グレイラットの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMク 23-4)グレイラットの殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMク 23-4)感想
〈ワシントン・ポー〉シリーズ4作目。抜群のページタナーぶりで今回も読ませる読ませる。短い章立てで次を読ませる仕掛けが次々となので、読み手を全く飽きさせません。今回は前作よりもティリーの出番が多く、また、成長している、成長しようとしている様子が嬉しくも楽しい。緊迫感でいえばポーに危機が迫るようなこれまでの作品とは違うので、そういう意味では安心して読めるかも。ある程度展開が読めるのもこのシリーズに慣れてきたせいもあるかも。その反面、スケールの大きさではシリーズで一番。次作以降も楽しみ!
読了日:11月12日 著者:M・W・クレイヴン
契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) (ハルキ文庫 た 19-31)感想
〈あきない世傳〉本編は完結しましたが、この特別巻でまた彼らに会えたのがまずは嬉しい。惣次、佐助、お竹、賢輔、それぞれの視点から描かれる物語ですが、その中でも惣次が出奔し江戸に渡った理由や、新たな夢を掴もうとする姿が印象的。そして勿論、賢輔の想いの先がどうなるのか気になっていた読者のための物語も。気になるあの人とあの人の事、しっかり描かれていましたが、この辺は本編で描かれても良かったような気もしますが、なんだかその先もまた知りたくなりますよね。ともあれ幸せのありようを描いた特別編上巻、楽しかったです。
読了日:11月05日 著者:髙田 郁

読書メーター

 

 

11月、国内作品はいつもより多めに読めました。

 

特に『百年の子』、『木曜組曲』は参加した読書会でオススメいただいた本。

 

読書会では、普段、あまりチェックしないような作品に触れる機会にもなりますね。

 

また参加させてもらいたいな。

 

 

さぁ、師走です。

 

まずは積読本の中から読み逃していた話題作から読んでいきたいです。