2022年6月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

6月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3811
ナイス数:309

ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人 (角川文庫)ポー傑作選2 怪奇ミステリー編 モルグ街の殺人 (角川文庫)感想
子供の頃に読んだ時の「モルグ街の殺人」は面白く思えたけど、大人になって読むとこれってバカミスなのって思えてしまったっけ(笑)。でも、また改めて読むと「盗まれた手紙」同様に思い込みの効果が描かれていて、ホームズの原型らしさを堪能しました。
読了日:06月30日 著者:エドガー・アラン・ポー
ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫 (角川文庫)ポー傑作選1 ゴシックホラー編 黒猫 (角川文庫)感想
新訳版で久し振りにポーを。「黒猫」は小学生の時に読んで本当に怖かったよなぁと、その時の恐怖感を思い出しました。それにしてもゴシックホラー編はやはり‟死”が全編に漂っていますね。続けて怪奇ミステリー編に突入です。
読了日:06月28日 著者:エドガー・アラン・ポー
マイ・ポリスマン (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)マイ・ポリスマン (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)感想
ずっと好きだった男性と結婚したマリオン。その彼女が初老となり手記を綴る姿と、「わたしの警察官」を想うパトリックの手記との二つの視点で描かれたラブストーリー。ゲイであるというだけで罪となる時代。本当の自身を抑え世間に合わせる重圧や抑圧。一瞬でも解放された時の様子が実に美しく描かれていて印象的。トムの視点が無いのもまた良かったかも。それにしてもそれぞれが自由に声をあげる事ができれば、生きる時代が違っていれば、それぞれが違った人生、幸せな人生を歩めたのでしょうか。そっと扉を閉じるようなラストも余韻深かったです。
読了日:06月25日 著者:ベサン・ロバーツ
清明 (新潮文庫)清明 (新潮文庫)感想
新章、神奈川県警シリーズ開始となる〈隠蔽捜査〉シリーズ8作目。異動になって早々に警視庁との合同捜査事案が発生。更に妻が通う自動車教習所でのトラブル発生。それぞれに対応する竜崎の姿勢はやはり変わる事が無いのが頼もしい。しかし全く変わっていない訳で無く、以前に比べて柔軟性があったりしたたかな面を見せてくれ、やはり人間らしさが強まっている印象。妻の竜崎に対する言動も、部下が竜崎を信頼する姿とかがそれをよく表しているような気も。あと今回は隠蔽捜査という本タイトルと清明というサブタイトル通りのお話なのも良かった。
読了日:06月18日 著者:今野 敏
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下プロジェクト・ヘイル・メアリー 下感想
本書は予備知識は可能な限り入れないようにして読んだ方がいいとの話は聞いていました。で、表紙のイラストと『火星の人』『アルテミス』の著者アンディ・ウィアーという事で宇宙ものである事だけ分かってはいましたが、他は一切内容について見ないようにして読みましたが、やはりそれで正解!最初から最後まで楽しい読書体験を得れました。困難に立ち向かいそれを乗り越えるも更なる困難が。それをいかにクリアしていくか科学的な事はよく分からなくても興奮と共に楽しめ、そして感動。最終盤の胸熱の展開とラストに涙、涙。あぁ、楽しかった!
読了日:06月16日 著者:アンディ ウィアー
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上プロジェクト・ヘイル・メアリー 上感想
もう初っ端から面白い! 自分の名前すら思い出せない状況・環境から始まるので、これ以上は内容についてはネタバレ無しでは語れない。 しかし主人公の人物造形は、ほぼほぼ『火星の人』と同じなのが良いのか悪いのか(笑)。
読了日:06月14日 著者:アンディ ウィアー
ポー殺人事件 (ハーパーBOOKS)ポー殺人事件 (ハーパーBOOKS)感想
ポー殺人事件とあるけど、実際はポーはあまり関係無し。アメリカのポーのミュージアムの館長が殺され、ノルウェーの図書館でも同じように頭部が無く皮膚を剥がされるという残忍な手口での殺人事件が。遠く離れた地と500年前の出来事が交差するミステリーで、特に終盤の展開に思った以上に楽しめました。ある人物が殺されたのは少々やるせなく、女性の描き方と唐突な男女のアレコレにははちょっと文句を言いたくなるような気もしますが、解剖に関する歴史も興味深かたったですし、三分の一で云々でだいたい犯人に検討がついても面白かったですw
読了日:06月07日 著者:ヨルゲン ブレッケ
長い別れ (創元推理文庫 Mチ 1-7)長い別れ (創元推理文庫 Mチ 1-7)感想
田口俊樹氏による新訳で、いつ以来かぶりの再読。マーロウが何を感じ、何を思い、そして何のために動くのか。読み終えてこの痺れる感じに余韻浸りまくりです(笑)。ハードボイルドの名作を新訳で読みやすいだけで無く、事件の全体像も理解しやすくなっているようで、「ハードボイルドとはなんぞや」と思うハードボイルド未体験の人にもこれを機会に手に取って欲しいですね。ところで清水訳と比べようと思ったら我が家に見当たらない。どこいったのかなー(泣)
読了日:06月05日 著者:レイモンド・チャンドラー
スパイ教室07 《氷刃》のモニカ (ファンタジア文庫)スパイ教室07 《氷刃》のモニカ (ファンタジア文庫)感想
シリーズ本編7作目。前回の衝撃的なヒキで終わった続きですが、冒頭からまたも〈灯〉のメンバーたちが次々と打倒されていくという衝撃的な展開。モニカの秘めた想いと覚醒、そして策謀が描かれる極上の巻でした。しかしながらそう簡単に全てが収束されるはずも無く、またもやこの先どうなるのか気になる終わり方!次作は第2シーズン完結編との事なので、まずは〈灯〉メンバー全員の笑顔が見れたらいいな。
読了日:06月01日 著者:竹町

読書メーター

 

 

まさか6月中に梅雨明けになるとは思わなかったですね。

 

連日の猛暑にぐったり気味ですが、来週は梅雨の戻りがあるとかないとか。

 

毎日雨降りは嫌だけど、適度に降って欲しいもんです。

 

 

 

さて、6月はなんといっても『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が楽し過ぎました!

 

評判いいので読みたいと思っていましたが、単行本で上下巻は色んな意味で厳しい。

 

てな訳でkindleで購入して読みましたが、うん、確かにこれは読みやすい。

 

これからはもうちょっとkindleも活用しよう(笑)。