2020年5月の読書メーター、まとめ。 | 固ゆで卵で行こう!

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ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

5月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3936
ナイス数:392

秘めた情事が終わるとき (ザ・ミステリ・コレクション)秘めた情事が終わるとき (ザ・ミステリ・コレクション)感想
うひゃー、怖かった!先は気になるけど怖すぎて数ページ読んでは置いてというのを繰り返しながらでした。ロマサスと思って読みだしたものの「あれ?これってホラー?!」と思うぐらい恐ろしいぐらいのサスペンス。もちろんロマンス部分もあるんだけど、その部分さえも慄きながら読ませます。真相を予想しながら読み進めましたが、なるほど、そういう展開が待っているのかと思わず納得な衝撃なラスト。実は語り部のロ―ウェンでは無く、ロ―ウェンにとって恋敵、事故で療養中の日記の中で描かれるヴェリティこそが主人公だったのですね。。。
読了日:05月29日 著者:コリーン フーヴァー
ザリガニの鳴くところザリガニの鳴くところ感想
湿地で発見された男性の死体。事故死か他殺なのか、容疑は「湿地の少女」と呼ばれ、町の住人から偏見と差別を受け一人で生きてきた女性カイアに。カイアは湿地でどのうように生きてきたのかという過去と、事件の犯人は誰かという点で描かれていく中、湿地の自然や生き物達とカイアが共生している姿は、まるで匂いまで感じとれそうな情景が浮かびあがり美しい。カイアが初めて他人に抱きしめてもらう場面では思わず胸にぐっとくるなど、強く印象に残る場面を通じ描かれるのは人の優しさや弱さ。喜び悲しみ怒りなど様々な感情で揺り動かされました。
読了日:05月24日 著者:ディーリア・オーエンズ
できない男できない男感想
「できない男」二人が主人公の青春小説。一人はリア充な青春を過ごせず彼女が出来た事もない男、芳野。もう一人は仕事はできるけど覚悟ができない男、河合。二人と二人が絡んでいく登場人物とのやり取りは可笑しくニヤニヤしながら読みましたが、リア充だったと言う事は出来ない青春を過ごした読者には刺さると共にどこか悲しく見える部分があるかも。二人は思いがけない決断を下す事で、できない男ができるかも知れない男になっていくのですが、それにしても芳野の決断、正しいかも知れないけど、二度と田舎には帰れないよね。。。
読了日:05月21日 著者:額賀 澪
災厄の町〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)災厄の町〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
ライツヴィルという町を舞台にしたシリーズ1作目。クイーンを読むのは遥か昔にXとYを読んだ以来かも。探偵エラリイ・クイーンがなんというか軟派な感じが自分の中で消化できず序盤は乗り切れなかったものの、牧歌的だった田舎町の印象ががらりと変わっていく中盤以降は読み応えありました。真相についてはほぼ予想通りでしたが、人間そのものが災厄となる様子と、逆にその人間の優しさや強さを描いている様子と共に、ラストのエラリイのセリフが象徴する事件の顛末が、陰鬱だった空が鮮やかに反転するようで強く印象に残ります。
読了日:05月18日 著者:エラリイ・クイーン
魔界都市ブルース 闇鬼刃 (ノン・ノベル)魔界都市ブルース 闇鬼刃 (ノン・ノベル)感想
秋せつらが今回対峙するのは魔界都市〈新宿〉に蘇った"切り裂きジャック”。誰かを切りたいという欲求が新宿中に広がる中、ジャックが蘇った理由とは果たして・・・。今回も全てが描かれる訳でなく放り出された部分もあるけれど、朽葉や豹馬、屍にメフィストとシリーズお馴染みの顔ぶれも登場で最近の長編の中でも面白かったですね。そして今回は「私」に会えず残念でしたが、いつ以来ぶりかで第三の人格が登場。ごめん、第三の人格についてはちょっと忘れてたよ(笑)。
読了日:05月12日 著者:菊地秀行
世界で一番美しい声 (扶桑社ロマンス)世界で一番美しい声 (扶桑社ロマンス)感想
目の前で父を殺され自身も心に大きな傷を負ったぶブリーが故郷から逃げ辿りついた湖畔の町ペリオンで出会ったのは、子供の頃のある事件により言葉を失ない孤独に生きるアーチャー。二人が惹かれ合い、互いの存在が癒しとなり愛し合うようになる様子を美しく描いたロマンス小説。終盤は出来すぎな展開かも知れませんが、これはファンタジーと割り切って純愛ロマンスを楽しみたいですね。イチャラブな場面が多くて思わず赤面で濃厚な描写は飛ばしがちに読んでしまいました(〃▽〃)ポッ
読了日:05月10日 著者:ミア・シェリダン
あの本は読まれているかあの本は読まれているか感想
冷戦下、「あの本」を軸に東西で描かれる愛の物語。スパイ小説としては「あの本」が実際に配布され、世界を変える様子にはぞくぞくさせられますが、「あの本」の著者ボリスとその愛人オリガの二人が、抑圧された世界で貫いた愛と人生、CIAにタイピストと雇われスパイとして活動するイリーナと彼女の同僚のタイピスト達と、もう一人の諜報員サリーによって描かれる愛と人生。どちらも女性である事で受ける差別や圧力がある中で、時にしたたかに強く生きる姿が何より印象的で、タイピスト達と同じように願ってしまうラストにいつまでも余韻が。。。
読了日:05月07日 著者:ラーラ・プレスコット
隠れ家の女 (集英社文庫)隠れ家の女 (集英社文庫)感想
東西の冷戦時においてCIAの末端部員だったヘレンが管理する隠れ家で見聞きしたものとは一体。女性として一人の人間として声を上げ圧力に屈せず戦う事を決意したヘレンと彼女を助け共に戦おうとする女性達の姿を描きつつ、35年後にヘレンの家族に起こる悲劇について娘のアンナが事実に直面した時に浮かび上がる過去と現在に繋がる陰謀の真実・・・。多少ツッコミを入れたくなるところもありますが、スパイ小説として、サスペンスとして、そしてミステリーとしても読み応えあり!
読了日:05月04日 著者:ダン・フェスパーマン
スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ (ファンタジア文庫)スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ (ファンタジア文庫)感想
シリーズ2作目。前作では大掛かりな仕掛けが特徴だったのでこの先どうするのかと思っていました。その中で今回は《愛娘》グレーテをメインに4人のメンバーに焦点を当てて描いているため、前作で誰が誰なのかぼんやりしてた部分が解消されてたので読みやすかったです。前作のような大掛かりな仕掛けはなくある意味普通ともいえるも、いくつもの仕掛けを回収していく展開に気持ちよく騙されるのが楽しい。今回、ストーリーの都合で他のメンバーの出番はないけれど、ヒキで終わったラストから次巻でどう描いてくれるかを楽しみにしたいところです。
読了日:05月02日 著者:竹町

読書メーター

 

 

5月はGWにステイホーム・・・の割に二桁読めませんでした。

 

しかし、年末のランキングに間違いなく入ってきそうな作品を含め、読み応えあるものを多く読めて、自分的には大満足(笑)。

 

『隠れ家の女』、『あの本は読まれているか』、『ザリガニが鳴くところ』の三冊は多くの人にお勧めしたくなる作品です。

 

そんな中で5月最後に読み終えた『秘めた情事の終わるとき』は何よりもインパクトありました。

 

こちらは万人にお勧めはし難いかも知れないけど、読み終えると誰かと語りたくなるサスペンスでしたね。

 

あれ、そういえば上記の4作品はどれも女性が主人公。

 

これも昨今のMeToo運動など、時代が反映されいる証の一つなのかな。

 

 

 

 

さて、6月。

 

新刊も読みたいけれど、積読本も消化すべくバランス良く読んでいきたいです。