スチュアート家で飼っているペットは、飼い主のジョン・トマス少年の曾々々祖父が宇宙探検旅行から連れ帰ってきたラモックス。
普段はジョンの言う事を聞いているラモックスだが、ある日、六本足でもって家から出てしまい、その大きな身体を街の人たちの前に現した事から大騒動に。
果たしてジョンはラモックスを取り戻し再び一緒に暮らす事が出来るのか、ラモックスを巡り裁判が行われる事となり宇宙省も介入する事態となる。
クリスマスプレゼント用の本の候補にと思い何十年ぶりかで再読しました。
ラモックスが可愛かった事以外はすっかり忘れており、もっとジョンとラモックスの二人がドタバタするものかと思ってたら、中盤以降は政治や外交といったものがメインに描かれており新鮮な気持ちで読めましたね。
中でも宙務省常任次官のキク氏が自身の信念をもって毅然とした態度で事態に臨むところが何よりの読みどころで、そういった意味ではジュブナイルとはいえ大人が読んだ方が楽しめるでしょう。
また、ジョン側とラモックス側とで視点が違うと考え方も違うものの、二人の友情には変わりはないところがいいんですよねぇ。
ジュブナイルという事で、ハインラインの思想的なものが薄めなところも色んな人にお勧めしやすいかも(笑)。
さて、実際にこの本はクリスマスプレゼントとしてお渡しする事になりましたが、楽しんでいただけたかなぁ。
ラモックス (ザ・スタービースト) (創元SF文庫)