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真夜中の太陽 (ハヤカワ・ミステリ)
1,836円
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少数民族サーミ人の住む、夏でも太陽が沈まぬノルウェー北部の街へと、ウルフと名乗る男は大金と銃をもち、オスロのマフィアから逃れてくる。
そこでウルフはサーミ人の母息子と次第に心を通わせ始めるのだが、追手の気配を感じると・・・。
ある勘違いから〈漁師〉のもとで始末屋となった主人公。
しかし、債権不良者を始末する殺し屋となりきれない事から大金をもってオスロから逃げ出します。
そして逃亡先のノルウェーの北部の田舎町に住むサーミ人の母息子と出会い、運命が変わっていく物語。
『その雪と血を』(過去記事はこちら)と同じ世界ですが、前作とは対比するような物語でありつつ、違った魅力で胸がいっぱいになります。
そして『その雪と血を』と対比するようでいて、根底に流れるものは一緒でしょうか。
喧嘩も弱い主人公ウルフが逃亡先で得た強さ。
それはやはり、愛、ですね。
