『あきない世傳 金と銀(五) 転流篇』 髙田郁 | 固ゆで卵で行こう!

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あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫) あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)
髙田郁

角川春樹事務所 2018-02-14
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〈あきない世傳〉シリーズ5作目。

 

智蔵と夫婦になり、幸に文字通りに幸せが運ばれてくるかと思いきや、やっぱり作者はSなのでしょうか。

 

幸にとってはまさに身を切るような結果が待っています。

 

それでも智蔵が幸を想う気持ちは、読んでいるこちらにも伝わってくるように、幸にとってかけがえのないものとして描かれている様子は嬉しいです。

 

しかし・・・ああ、やっぱり高田さんてS!

 

読者に不安を抱かせるように挿入されていた伏線が現実となって現れ、この先どうなるのと続きが気になるところで・・・次巻へ。

 

次巻は「みをつくし料理帖」の特別編を挟んで1年後の予定とのことで、「みをつくし料理帖」の特別編は楽しみだけれど、この続きも早く知りたいです。

 

不安が杞憂となるような展開が幸に待っているといいのですが、やはり幸にはまだまだ大きな試練が待っていそうで怖いですね。