『怒り』 ジグムント・ミウォシェフスキ | 固ゆで卵で行こう!

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ポーランド北部オルシュティン市の工事現場で、白骨化した遺体が見つかる。

現場が病院に続く地下の防空壕だったことから、戦時中のドイツ人の遺体と検察官テオドル・シャツキは考えていたが、検死の結果、遺体の男は10日前には生きていたことが判明する。

 

 

 

白骨死体が見つかった場所が場所だったことから、それは戦争中のドイツ人の遺体と考えられたが、検死の結果で遺体は10日前までは生きていた事が判明。

 

検察官のシャッキは事件を調べ始めると、被害者の妻は何かを隠している様子・・・。

 

更に詳細な検死の結果で白骨死体からは、10日間で白骨化する事は普通はあり得ないだけでなく、複数の人間の骨が入り交じっていた事など、事件を複雑化させる事実も判明します。

 

謎が謎を呼ぶような事件を調査するシャッキですが、恋人や別れた妻との間にできた娘との関係に悩む様子や、シャッキにつく見習い検察官ファルクの言動に自身の検察官としての在り方を考える様子が、シャッキを等身大の男として見せながら物語は進みます。

 

そんな中である事がきっかけで娘と向き合う事ができたシャッキは、見習い検察官ファルクに責められた事柄に対して向き合う覚悟が。

 

そのシャッキを絶望の淵に追いやるメールが届き、シャッキは必死の行動に出るのですが、そんなシャッキが目にするのは果たして・・・。

 

シャッキが選んだしまった選択は、シャッキ自身を娘が表した“怒り”そのものでしたが、その選択を受けいれた後の行動は清々しいほど。

 

あくまでも検察官であろうとしたシャッキですが、最後は別の選択をしなかったらどうなっていたの、そちらも見てみたかったかも。

 

しかしこの結末で三部作の完結編から紹介するのは困るなぁ。

 

こういう結末が待っていると知っててシリーズ一作目と二作目を読みたくなるのか微妙なところです。

 

出版事情には色々あるんでしょうが、やはりシリーズは一作目から読みたいもんですねぇ。