『カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> 』 高殿円 | 固ゆで卵で行こう!

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カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫) カーリー <1.黄金の尖塔の国とあひると小公女> (講談社文庫)
高殿 円

講談社 2012-10-16
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故郷ロンドンを離れ、英国統治下のインドへと渡った14歳のシャーロット。

駐在英国人の子女が通うオルガ女学院の寄宿舎で彼女を迎えるのは神秘的な少女・カーリーガード。

カーリーとルームメイトになったシャーロットは、更に個性的な友人をつくり寄宿舎内の生活を楽しむのだけれど、そんな彼女はある陰謀に巻き込まれる。






英国統治下のインドの寄宿舎へやってきたシャーロットが、そこで出会うのは魅力的な少女カーリー。


そして初めて出来た友達との友情など、寄宿舎での生活はシャーロットを成長させてくれます。

ただ、その寄宿舎での生活場面がちょっと駆け足感があるのが勿体ないといった印象を受けました。


オルガ女学院での生活をくどいぐらい描いてくれた方が、よりシャーロットという少女に対して投影できるものがあったかなと。

ルームメイトとなったカーリーとの絡みに、個性的な仲間たちとの友情。

そして寄宿舎内のヒエラルキーについてなど、少女たちの生活をもっと楽しみたかったというのが本音なところ(笑)。


しかし第二次世界大戦を前にした不穏な空気は、寄宿舎で出会った友達などを通じてシャーロットを強くさせて、これからが面白くなりそうといったところです。


また、カーリーの正体については、読者には早々に明かされる訳ですが、果たしてシャーロットはその事に気付くのはいつになるのか。

インドで死んだと言われているシャーロットの実母についてや、世界大戦を前にした世界情勢などの他、寄宿舎での少女たちの友情に恋、それにスパイなど暗躍する謎の人物とワクワクさせてくれる要素満載で、とにかく先が知りたくなること間違いありませんね~。