『容疑者』 ロバート・クレイス | 固ゆで卵で行こう!

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容疑者 (創元推理文庫) 容疑者 (創元推理文庫)
ロバート・クレイス 高橋 恭美子

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ロス市警のスコットは、パトロール中に銃撃事件に遭遇し、相棒は死亡し自身も重傷となる。

事件から9ヶ月半、スコットはもともとの希望通りに警備中隊に配属され、そこでジャーマンシェパードのマギーと出会う。

マギーも戦場で相棒を失っており、その後遺症が見られるがスコットはマギーを相棒にと希望し訓練を始めると共に、いまだ解決されない9ヵ月半前の事件を調べ始める。





プロローグ、戦場にて相棒を失うジャーマンシェパードのマギーのパートですぐに涙腺がやばくなります。


そしてパトロール中に相棒を失ったロス市警のスコットがマギーと互いに失ったものを埋めるように少しずつ理解し、信頼し、愛し合うようになっていく様子が描かれていきます。


また、スコットは相棒を失った事件で負った傷の後遺症に悩まされながらも、いったい何が自分と相棒の身に起こったのかと事件について調査します。


その様子は、スコットとマギーが信頼し合うようになる姿もあって、バディものとしてとミステリとしての楽しみも味わう事ができます。


そしてついに事件の核心に迫ったスコットが直面する危機にマギーは・・・って、とこで、もうドキドキしてこれまで止めれなかったページをめくる手が止まってしまいました。


犬好きなら文句なく文句なくお勧めです!