映画「ホビット 決戦のゆくえ」とその原作。 | 固ゆで卵で行こう!

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映画「ホビット 決戦のゆくえ」を観てきました。


三部作の完結編となる本作ですが、前作が「ここで終わり?!」という終わり方でしたので、公開を首を長くして待っていたファンも多いはず。


原作は言わずと知れたJ.R..R.トールキンの『ホビット』。

もともとが子供たちの為に書かれた冒険ファンタジーという事で、後の『ロード・オブ・ザ・リング』とは、例の指輪と一部の登場人物以外での繋がりは薄いんですが、この映画版では大きな序章であるように描かれてボリュームアップをはかられているのが大きな特徴でした。


実際に三部作を観て、うまいこと整合させてるなぁといった印象を受けます。

原作には出てこないレゴラスを始めとした登場人物が物語に厚みを加えると共に画面に華を添えています。


この辺は原作ファンとしては賛否両論あるかと思うところですね。

個人的には無理に三部作にしないで、楽しくてちょっと切ない冒険活劇な映像を観てみたかったと思う気持ちの方が大きいかな。


なにはともあれ“ホビットの冒険”を見事に映像化してくれた事に感謝したいですね。




注意!ここからネタバレあり(観てない方、これから原作読む方は要注意!)※
















さてさて、完結編となる本作も上映時間は150分と長丁場でした。

しかし、その時間を感じさせない映像と展開は見事。

五軍の戦いの場面は圧巻です。


しかしながら、そこにポイントの比重があるせいか、逆に物足りなく思わせる部分があるのは残念なところでしょうか。


トーリンが正気に戻る場面の演出が分かりにくい(なんだかあっさり正気に戻り過ぎない?)

五軍の戦いは一体どうやって終わったの?(原作ではワシたちの応援と共に第二部で登場したビヨンが最後に怒りのあまりか膨張して巨人のようなクマの姿で現れ敵を蹴散らし、総大将を打ち取ると敵は逃げ出します)

戦いが終わった後、はなれ山はどうなったの?(原作ではトーリンの従姉であるダインが〈山の王〉となっています)

アルケン・ストーンはどうなったの?(原作ではトーリンと共に埋葬されています)


などといったところが描き切れてなくて残念。

もしかしてDVD化される際にまたスペシャル・エクステンデット・エディションに大幅に未公開シーンが追加されるんじゃないかと期待です。



映画の方はラストは予想通りイアン・ホルム演ずる後のビルボが登場し、あの誕生日とガンダルフを迎える場面で終わりました。

でも原作であったように、ガンダルフとバーリンがビルボの元を訪れるほのぼのとした場面も観たかったですねぇ。