映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」とその原作。 | 固ゆで卵で行こう!

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ようやく映画「探偵はBARにいる」の続編「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」を観ました。


原作は東直己の「探偵はひとりぼっち」なんですが、こちらは長編シリーズ4作目となります。


映画自体は主人公の“俺”と高田のコンビぶりが前作以上に相棒としての関係性が強く描かれていて、よりバディものとしての楽しみが強くなっています。


もっとも高田の強さも半端ないせいで、コミカルさもまた増しているのですが、これは全編通してもコミカル度は増している事もあって、それほど違和感は覚えないというか、これはこれで観てて楽しいし、こういうスタイルとしてこのシリーズが確立された感があります。


ただ、やはり話としては強引さが目立ちますし(特にマスクして主人公を襲ってくる謎の集団とか)、映画オリジナルの登場人物のヒロインもどこか浮いてるように見えるのがマイナスポイントでしょうか。


原作の方はこの話の前に「消えた少年」という作品で主人公に恋人が出来るのですが、映画の方はとうぜん出てきません。


映画オリジナルヒロインに主人公が惹かれるといった場面もないので、ヒロインとして弱いってのもあるかも。


それでもやはり“俺”と相棒の高田のコンビぶりは楽しい。


原作とは更に乖離していってもいいので、二人の活躍をまたスクリーンで観てみたいもんですね。