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ロードサイド・クロス 上 (文春文庫)
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ロードサイド・クロス 下 (文春文庫)
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何者かに狙われた少女たちは陰湿なネットいじもの加担していた事が判明すると共に、いじめの被害者だった少年が行方をくらます。
“人間嘘発見器”キャサリン・ダンスは少年の行方を追うが、ついに死者が出てしまう。
“リンカーン・ライム”シリーズからのスピンオフ『スリーピング・ドール 』に続くキネシクスという技術を駆使する尋問の天才“キャサリン・ダンス”を主人公としたシリーズ二作目です。
ブログのあり方はこの物語が描かれた頃といま現在とは違うところはあると思いますが、もしかしたらこの辺は日本と海外の違いってのもあるのでしょうか。
ただ、ネットで拡散される恐ろしさというのは現実にあるわけで、そういう意味での恐怖を描きつつダンス自身に関わる問題、母親の殺人容疑やダンスの恋愛模様などを絡めつつ物語は緊迫感を増していきます。
そして中盤で犯人確定・・・と思いきや、ここでもうひとひねり。
ディーヴァーを読み続けている読者にはミスリードされている部分はある程度読めてしまうので、それほどの驚きは感じないかも知れませんが、読者が著者に求めているハードルは高いので、その辺は特にこのシリーズではあまり求めない方が単純に楽しめるのかも知れないですね。
ただ、やはりキネクシスを駆使した場面はもっと見たいところです。
個人的にはそのキネクシスとダンスのロマンスに特化して、ライムものよりは軽めのミステリなシリーズにした方が、ライムものとの差別化もでき、ファンも割り切って読めるではないかなとも思ったりしました。

