『ブルーマーダー』 誉田哲也 | 固ゆで卵で行こう!

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ブルーマーダー ブルーマーダー
誉田 哲也

光文社 2012-11-17
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〈姫川玲子>シリーズ最新作です。


前作『インビジブル・レイン』事件後、警視庁での姫川班は解散になり、それぞれが別の職場へと移動になっています。


姫川自身も所轄の刑事として勤務する中で起こったある事件が姫川を自身の過去と、そしてかつての部下であった菊川と向き合う事になるのですが、シリーズを追いかけてきたファンみんながショックを受けたであろう菊田の○○!


まさか姫川班一年ほどでそんな事になってるとは唖然というか驚愕。


しかし、それによって姫川自身が過去のトラウマに向き合うことが出来るようになるのが本書の最大の見所で、そしてその活躍によって姫川が本署への復帰が近そうな事を、そして姫川班の復活を示唆しているようです。


事件そのものは「ブルーマーダー」のとった行為事態は確かに犯罪ではあっても、どこか共感するものを読者は覚えるかも。

しかしそれを簡単に正義と言っては人の社会というのは成り立たないのですよね。。。


さて、グロイ場面も多くて誉田さんらしい描写もてんこ盛りでしたが、何よりも恐ろしいのは女性がもつ芯の強さではないでしょうか。


それにしても姫川が自分自身と向き合えた事で、ある意味このシリーズはこれで完結でもおかしくないような気もします。


けれどもやはり警視庁捜査一課で再び姫川班が復活して、彼らが活躍するところを見てみたいと思うのもまた事実なのでした。