『野蛮なやつら』 ドン・ウィンズロウ | 固ゆで卵で行こう!

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野蛮なやつら (角川文庫) 野蛮なやつら (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀

角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-02-25
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カリフォルニアのラグーナ・ビーチにて極上のマリファナを作り出し販売する事で大儲けしている幼馴染のベンとチョン。

その二人の元にメキシコのバハ・カルテルが傘下に入れと脅しをかけてくる。

二人はビジネスからの撤退を考えるが、バハ・カルテルは二人の恋人であるオフィーリアを拉致する。

ベンとチョンはオフィーリアを助け出すために危険な賭けに出る。





著者が畳みかけるように投げかける言葉。

それはリズムを取るようで、読み手にとっては受け入れにくいものかも知れないですね。


カリフォルニアの陽光の下で、あくまでもビジネスとしてマリファナの栽培と販売を手掛ける二人の男、ベンとチョン。

それぞれの役割も正確も違う。

方や軍隊上がりのパワー派。

方やビジネスの才に長け、儲けた金で慈善事業にも手を出す知能派。


そんな二人が愛する女性がオフィーリア。

この女性もぶっとんでいる。


まぁ、それぞれに感情移入はしにくい。

けれども、メキシコの麻薬組織から傘下に入るようにと接触を受けるも、危険を冒してまでビジネスを続けたくないと事業からの撤退を決意。

しかし、それでは収まらないバハ・カルテルの取った手段はオフィーリアを拉致して二人に脅しを掛けるというもの。


二人は要求を飲むふりをしてオフィーリアを助け出す計画を練り行動に移します。


この辺りは痛快でまたテンポよく描かれていて、そのリズムよく畳みかける文体となかなか合っているかなとも思います。


そして迎えるラスト。

野蛮なやつらの世界で野蛮な手段を取るしかない者たちにとって、その結末はやはり苦いものしか待っていないのでしょうか。

しかし切ないながらも、どこか爽やかな結末を迎えた彼らは、やはり幸せな人生だったのかな・・・とも思いましたね。




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