『アルサラスの贖罪〈3〉善と悪の決戦』 ディヴィッド&リー・エディングス | 固ゆで卵で行こう!

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アルサラスの贖罪〈3〉善と悪の決戦 (ハヤカワ文庫FT) アルサラスの贖罪〈3〉善と悪の決戦 (ハヤカワ文庫FT)
David Eddings

早川書房 2010-01-30
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アルサラスが昔の話を仲間たちに面白おかしく語りだした事がきっかけで、孤児の少年ゲールの天才的閃きに女神ドゥエイアがアレンジを施した作戦は、全ての事柄を解決するものだった。





<アルサラスの贖罪>、完結編です。


この<アルサラスの贖罪>は「ベルガリアード物語」や「エレニア記」などの著者の初期の大長編シリーズをコンパクトにしたような印象でしたね。


なんといっても「どこどもドア」の存在が大きく、時間と空間を超えた作戦をとれる為に、色々な作戦が有利に運べるという点も、仲間たちの成長や物語の展開を早める上で役立っています。


もっとも逆に、各登場人物の掛け合いや成長を楽しみながら読みたいと思っていたエディングスのファンにとっては少々物足りない部分はあるかも知れないです。


そういった意味で確かに初期の長編に比べると劣る点はありますが、それでも先に邦訳されていた著者の最後の長編「ドラル国戦史」シリーズに比べると面白かったですね。


また、なんといっても愛に溢れた物語であったという点が良かったです。

特にラストのアルサラスとドゥエイアの二人の場面には幸福感いっぱいで、なぜか涙が出そうになってしまいました。



それにしても・・・2007年に妻のリーが、そして昨年の2009年にディビッドが他界されたという事で、これでエディングスの長編はもう読めないのが本当に寂しい限りです。


まだエディングスの世界に触れた事のない人には、是非「ベルガリアード物語」をまず手にとって欲しいですね。

きっとその壮大で愛の溢れた世界に魅入られること間違いないでしょう。





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