『アインシュタイン・セオリー』 マーク・アルパート | 固ゆで卵で行こう!

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アインシュタイン・セオリー (ハヤカワ文庫NV) アインシュタイン・セオリー (ハヤカワ文庫NV)
マーク・アルパート

早川書房 2008-12-10
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科学史学者のデイヴィッドは、恩師である物理学者が何者かに襲われたと聞き病院へ向かう。

そこでアインシュタインが晩年取り組んでいながら証明できなかったといわれる「統一場理論」への鍵となる謎の数字を言い渡される。

その鍵を受け取ったデイヴィッドだが、突然FBIに連行される。

果たしてアインシュタインが封印した「統一場理論」の正体とは・・・。




まずは序盤、スリリングな展開を見せてくれる。

バズタブにて拷問にかけられる、かつてアインシュタインの元で研究していたという物理学者。

FBIに連行され、監禁、尋問を受ける主人公。

そして謎の人物の襲撃。

FBIとその謎の人物の追跡を受けながら恩師が残した鍵を手掛かりに完成された「統一場理論」の方程式のありかを探すようす。


いやいや、スピーディでスリリングな展開で、気になる「統一場理論」の正体と共に、一気に読者を作中に引き入れてくれる。


と、前半部分はサスペンスフルで良かったんですが、後半になるにつれてグダグダ感が強くなってきたのが残念。

いや、実際にはそれほどグダグダとしてる訳ではないないんですが、完成された「統一場理論」の正体や、その隠し場所、それに主人公達を助ける者たちの造形が、どことなく真実味に欠けるような気がして・・・。

そりゃフィクションなんだから嘘でいいんだけどね(笑)。

ただ、それらがどこかで見たような、聞いたような、そして読んだような・・・そんなデジャヴュ感を与えてくれたのが自分にとっては大きなマイナスポイントだったかも。


序盤は本当に面白かったんですが、どことなく陳腐な感じにまとまったの残念なところです。