『怪人二十面相・伝』 北村想 | 固ゆで卵で行こう!

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怪人二十面相・伝 (小学館文庫) 怪人二十面相・伝 (小学館文庫)
北村 想

小学館 2008-09-05
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先日映画版を劇場で観て、さっそく原作の方も買ってきて読みました。


映画版と大きく違うのは原作では基本的に乱歩が描いたものに沿って、新たな二十面相と明智小五郎を作り上げてる事ですね。



さて、本書ですが、いかにして怪人二十面相が誕生したのかが二十面相側からの視点で描かれています。


サーカスの天才である武井丈吉が「世間をあっと言わせる」ようなサーカスを魅せる為に生まれた二十面相ですが、丈吉が思い描くような怪盗になる為にも、また明智小五郎との対決でも苦労があった事が描かれていて面白いです。


そしてその二十面相と対決する名探偵明智小五郎は、打算的で野心的な男として描かれており、乱歩の元々の明智小五郎と違って悪役っぽいんだけれども、そういった計算高い男として描かれるのは逆に人間臭くて良かったですね。



二人の対決は始まったばかりですが、本書のラストで主役交代です。


二十面相は武井丈吉から、その弟子である平吉へと受け継がれていき、<PART.2>へ続きます・・・。