『スカイシティの秘密 -翼のない少年アズの物語-』 ジェイ・エイモリー | 固ゆで卵で行こう!

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スカイシティの秘密―翼のない少年アズの冒険 (創元推理文庫 F エ 5-1) スカイシティの秘密―翼のない少年アズの冒険 (創元推理文庫 F エ 5-1)
著者:ジェイ・エイモリー 訳:金原瑞人、圷香織

東京創元社 2008-06
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地上での大災害後、人類は天空にそびえたつ巨大な柱の上にいくつもの都市を建設し、また人々も翼ある姿へと進化した。

だが16歳の少年アズには生まれつき翼がない。

コンプレックスに悩むアズに、スカイシティが陥っている危機に関して調査する為に地上に降りて欲しいという依頼がスカイシティの指導者であるセリーナから舞い込んでくる。

はたしてアズが地上で見る真実とは。





天空の都市への地上から物資の供給システムがストップ。

スカイシティ全体の危機に、秘密の任務をおびて少年アズは地上に降り、そして地上と天空を結んでいる真実をしる冒険物語。


翼がない事によって他人とは違うというコンプレックスをもった少年アズですが、その翼が無いという弱みの為に重大な任務に就く事になるというのはワクワクさせてくれます。


各章が短かく、また場面転換が早いのでサクサク読めます。


しかし、読めるんだけれどもどこか物足りない。

それは主人公のアズが翼が無いという弱さを逆に強さに変えるというような描写が足りないせいじゃないだろうか。

せっかくの“特別”な設定のはずが、活かされきってないような・・・。


また、アズが地上で出会った少女キャシーとの交流ももう少し印象に残るように描いて欲しかったかも。


しかし、それぞれの活劇描写や情景描写などはよく描けていて、頭の中でイメージしやすいのはプラスポイントですね。


それだけにもう少し突っ込んで人物が描けていればより楽しめたんじゃないか・・・と「惜しい」と感じる一冊でした。

ただ、既にこの続編も出ているようなので、魅力的に感じる部分もある事だし日本でも出版される事を待ちたいと思います。