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彩雲国物語―緑風は刃のごとく (角川ビーンズ文庫)
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“彩雲国”シリーズ12巻。
今回秀麗は、一ヶ月以内にどこかの部署に使われなければ解雇されるという通告が秀麗を含めた冗官たちに宣告され、秀麗は官吏としてなんとしてでも残るために奮闘と思いきや、他のダメダメ冗官たちを見捨てる事が出来ずに面倒をみる事になってしまいます。
そんな秀麗を手伝ってくれるのは、前回秀麗に助けられたタンタン君(蘇芳)。
そして何故か休暇がてらに冗官をやってるという清雅。
秀麗の周りに支えられながらも全力投球する姿はやはり普通の人間から見るとちょっとしんどいのかも。
けれども今回の件を通して秀麗もどこか余裕を持つ事を覚え始めます。
それはタンタン君が秀麗の側にいる事によって好影響を与えているようです。
どこまでも突っ走っていく秀麗が、ふと足を止めて考える姿がより見えるようになってこそ秀麗が官吏として大きく成長していく要素の一つになるんでしょうね。
ところで王より花菖蒲を下賜された絳攸と楸瑛の姿に変化も。
その姿を見て王である劉輝は何を想うのか・・・。
秀麗にとっても、そして宮廷内でも大きな変化が訪れる予感のする巻でした。

