『魔界都市ブルース 妖婚宮』 菊地秀行 | 固ゆで卵で行こう!

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魔界都市ブルース  妖婚宮 (ノン・ノベル 849 魔界都市ブルース) 魔界都市ブルース 妖婚宮 (ノン・ノベル 849 魔界都市ブルース)
菊地 秀行 小畑 健

祥伝社 2008-05-10
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〈魔界都市〉新宿一の人捜し屋である秋せつらは結婚直前で失踪したIT財閥御曹司の月島やしきを捜し出す依頼を受ける。

そのせつらの前にやしきの結婚相手である東北の名家令嬢である滝王真奈の元婚約者だと名乗る男が現れる。





先日久々に再開した“魔界都市ブルース”シリーズ。

前回の『魔界都市ブルース 幻舞の章』(過去記事はこちら )は短編集である“マン・サーチャー”シリーズ”でしたが、今回はなんと5年振りになるという長編の方で秋せつらが復活です。


その久々の長編ですが、こちらもイラストが漫画家の小畑健になりました。

末弥純氏のイラストの方がやはり好みではあるんですが、ま、小畑版の秋せつらも見慣れてくるでしょう。

もっとも男も女も、そして人間以外のものですら虜になってしまうという秋せつらの美貌は誰が書いたとしても描ききれるものではないのでしょうが(笑)。



さて、本書ですが、前回の短編集で少々ガッカリしたせいもあってあまり期待はせずに読み始めたんですが、その心配は杞憂に終わりました。

シリーズの原点とも言えるような展開を見せる物語で、アクションとエロス。そして切なさを感じさせるような愛を描いています。

魔界医師メフィストも登場し、「私」へと変わるせつらも勿論登場し、シリーズのファンなら安心して読める一冊です。


もっともできれば中盤あたりでせつらが「僕」から「私」へと変貌するような場面-強大な敵とロマンティックな場面がもう少し欲しかったかな。



まぁしかし、なんにせよシリーズがこうやって再開された事は嬉しい限りですねぇ♪