『悪徳学園』 平井和正 | 固ゆで卵で行こう!

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悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8) 悪徳学園 (角川文庫 緑 383-8)
平井 和正

角川書店 1975-10
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先日アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』を再読して無性に昔の平井和正の作品が読みたくなりこの短編集を本棚から引っ張り出してきました。


表題作の「悪徳学園」は“アダルト・ウルフガイ”シリーズのあとに“ヤング・ウルフガイ”の少年漫画の原作ととして書かれたもので、後の『狼の紋章』や『狼の怨歌』の原型になった作品。

やはりウルフガイは魅力的な作品だなと再認識。


その他には「星新一の内的宇宙」「転生」「エスパーお蘭」「親殺し」といった作品が収録されており、そのどれもが魅力的な作品です。


「星新一の内的宇宙」はこの中ではちょっと異色な感じがしますが、その他の作品には人類への絶望の中にも愛と希望が込められているSFで、歳をとって読むとそれぞれのラストは少々赤面しそうなぐらいな感じもありますが、どの作品にも勢いがあってビジョンが脳裏に浮かんできやすく、いま読んでも色褪せない魅力があります。



この調子でもう少し平井和正の作品をちょこちょこと再読していこうかなと考えてます。