『図書館戦争』 有川浩 | 固ゆで卵で行こう!

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図書館戦争 図書館戦争
有川 浩

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大変人気があり、ついにはアニメ化もされるという事で、しかも先月誕生日プレゼントに妻から頂いた図書カードがまだ残ってたこともあってついに手を出してしまいましたよ「図書館」シリーズ。


その設定にはかなりの無理があるけれど、しかし、面白い!


主人公の郁をはじめとして登場人物それぞれ味があって、彼らの会話を読んでるだけも楽しい。


郁がかつて助けられた図書館員が堂上だというのは読み始めてすぐに察しはつくけれど、この先の二人展開も楽しみだ。


まぁ、「少女漫画」って感じの作品なので、そういうのが苦手な方はキツイかも知れないけれど、自分はツボにしっかり入ってしまい、読みながら思わず声をあげて笑ってる自分がいたりして(笑)。


しかし少女漫画的な要素の中にも好きな本が自由に読めない世界なんて、本読みの人種にとってはあり得ない世界なので、そういった意味でも色々と考えさせるテーマがしっかり根底に流れているんですよね。


だからこそ郁がかつて自分が助けられたように、子供が読みたいと思ってる本を助ける場面には思わず胸がキュウっとなるってもんです。



さて、続きも気になるのでシリーズ残り三作も一気に購入してきました。

今月中には読んでしまえるかなぁ。