- 著者:栗本 薫
- 『ランドックの刻印 (グイン・サーガ 119)』 (ハヤカワ文庫)
失われたグインの記憶は果たして戻るのか?!
それがこの巻である程度の解答を得る事ができます。
ケイロニアからはハゾスをはじめとする迎えの一行がパロにやってきてグインと対面を果たす場面などは涙を誘いますね。
そして古代機械、そしてグイン自身の謎と未来に関してはヨナがこの巻のラストの方で語る内容が暗示させてくれます。
しかし、読者が何よりも気がかりなのは著者である栗本さんの健康状態。
既に手術は成功して退院し術後の経過も良好のようで、
「この手術を受けた人にしてはずいぶん元気がいい」
と先生からは言われる程なのがファンには嬉しいところ。
栗本さんにはご自愛頂き、一日でも長く元気に、そして「豹頭王の花嫁」をいつかファンの前に届けてくれる事を願ってやみませんね。