- 著者:ロバート・ジョーダン 訳:斉藤 伯好, 月岡 小穂
- 『竜神飛翔(5)<赤手>軍出撃!』 (ハヤカワ文庫)
第11部も次の巻で完結。
そんな訳でこの巻はアル=ソア、マット、ペリン、それぞれの場面がどれも見所になっています。
アル=ソアはショーンチャン人との会談に向かうけれど、その相手は<九つの宮殿>の姫君。
しかし我々読者はその姫君はマットと行動を共にしているので、アル=ソアが罠に飛び込んでいくのが見えている。
そしてそこで出会う相手と、アル=ソアが受ける衝撃。
マットはショーンチャン軍に囲まれた場所からトゥオン王女をアルタラ国から脱出させる為に<赤手軍>を指揮。
そしてペリンは・・・ここまでが実に長かったけど、ようやくファイールを救出する為にマルデンに攻め入りシャイドー・アイールと戦い、ついにファイールと再会を果たす。
とにかく第11部完結前にようやくといった感じだけど大きな展開がされて、読む方も熱が入りました。
それにしてもアル=ソアが会談場所で受ける傷も衝撃だけど、何よりもファイールが救出される場面が・・・なんとも切ない。
早く物語を進めて欲しいと思ってた自分だけど、逆にこの場面なんかはじっくり描いて欲しかった気もするなぁ。