『水滸伝(1) 曙光の章』 北方謙三 | 固ゆで卵で行こう!

固ゆで卵で行こう!

ハードボイルド・冒険小説をメインにした読書の日々。


時に映画やRockな日々。またDragonsを応援する日々。そして珈琲とスイーツな日々。

著者:北方 謙三

『水滸伝〈1〉曙光の章』 (集英社文庫)


先月ついに文庫化!


いやー、長かった。

北方謙三が描く『三国志』の方は単行本で揃えたけれど、『三国志』が発表される時って、ふた月に一度のペースで刊行。

それって結構プレッシャーだったんですよねぇ、財布の中身的に(笑)。

なので『水滸伝』は文庫待ちしてたんだけど、第1巻が出てから6年待った事になるのかぁ。


ところで『三国志』は色んなところで接する機会があったけど、『水滸伝』の方は今回の北方水滸伝で殆ど初めて接するといってもいいぐらいあまり知らなかったりする。

なので、所謂原典と呼ばれるようなものと比較する事は出来ないけれど、これから北方謙三版水滸伝を楽しんでいこうと思う。



さて、第一巻では淋中の物語を軸に、この国を正さんと志を持つ宗江と同じく志を持つ晁蓋の二人が、梁山湖の山塞を同じ志の旗の元に集う地にしようといよいよ行動を移しだそうとするまでが描かれる。


妻を失ってから初めて愛していた事に気付く淋中。

武術を極めるもそれを自身の内側にしか向けることが出来ないと自覚する王進。

王進に武術を教わるが、それを生きる上でどう活かしたらいいのか分からない史進。

国中をまわり、宋江の元に集うべき漢を探し人と人と、そして志を繋げていく魯智深。

その他にも多くの人物が登場するが、それぞれが個性的で登場する場面は短くても印象を残してくれる。

物語は動き出したばかり。

これからが実に楽しみだ。



ところで北方版水滸伝は全19巻。

いやー、これは長い間楽しめる!

しかし・・・毎月刊行ってのは結構プレッシャーかも(汗)。

毎月毎月楽しみではあるけど、ちょっと溜めてしまうと追いかけるのが大変になるので積読にしないように気を付けないとね(笑)。