- 著者:デイヴィッド&リー・エディングス
- 『運命の姉妹 (女魔術師ポルガラ①) 』 (ハヤカワ文庫)
ベルガラスが語った知られざる歴史の裏側。
しかし、まだその物語には語られてない部分が多かった。
どうしてもその語られてない部分を知りたくなったガリオンの妻であるリヴァ王妃のセ・ネドラは、ポルガラの元へガリオンと共に訪れ、ポリガラから見た歴史の裏側を聞くことに・・・。
待ってました!
“魔術師ベルガラス”シリーズに続き、『ベルガリアード物語』の前史がポルガラの口から語られる物語が始まりました。
ベルガラスが語った歴史の裏側にはまだまだ知られざる物語が残されており、ポルガラから見た歴史の真実がこうやって読めるのはほんとに嬉しく、また楽しい。
先に語られたベルガラスの物語は、ベルガラスがやや一歩引いた視点で物事を見て描かれているのに対し、今回のポルガラが語る物語は、ポルガラが接する人々との距離がとても近く感じられるように描かれているのが特徴。
双子の妹であるベルダランとの愛情深い関係。
父であるベルガラスとの微妙な心理状態。
母親との繋がり。
そしてポルガラが生きる人生の中で関わる人達への愛情。
それぞれが実に生き生きと描かれている。
それだけに、長い人生を歩むポルガラは、密接に関わってきた人との別れの時がくる事に対しての悲しみが読者である我々にもよく伝わってきて、こちらまで非情に切ない想いにとらわれる。
さて、今回はポルガラが・・・・
どのように魔術を習得していったのか。
いつから美しく着飾ったりするようになったのか。
また、何故医術に関する事に精通するようになったのか。
などが判明し、また後半に語られるアレンディアでの活躍が、次回で見せてくれるであろうポルガラの新たな一面を暗示しているようで、来月発売の2巻が実に楽しみです♪