ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンセン主演、マイケル・ベイ監督「アイランド」観てきました。
正直期待してなかった・・・ので、予想以上に楽しめた(笑)。
予告を見た限りでは「きっと最後はダレダレな映画になるんちゃうん?」と思ってたが、そこはマイケル・ベイ監督。
これでもかと続くアクション・シーンで飽きさせない。
(でも、執拗なカメラワークで画面に酔いそうになったが(笑))
映像も丹念に作りこまれてる印象を受け、前半、クローン達が生活している無機質な空間から、主人公達が下界に出た後の現在の空気との対比も良かった。
しかし、近未来を舞台に「クローン」をテーマに扱ったこの作品、アクション主体の完全な娯楽大作と化してしまってるところが惜しいところ。
折角の魅力的なテーマを与えられながら、作品の中で昇華されてないのが残念だ。
主人公達に「生きる」って事について悩み、考えさせるような場面が欲しかった。
それに、自分の本体(?)と対峙した時のシーンも、もっと突っ込んで描いて欲しかったかな。
それがあれば、映画を観終わったあとに、色々考えさせてくれるような余韻を与えてくれたかも。
しかし、この夏の話題作「SW・EⅢ」や「宇宙戦争」の影に隠れてしまっているが、意外に楽しめる掘り出し物的な映画である事は間違い無いかも。
「アイランド」公式サイト http://island.warnerbros.jp/