キアヌ・リーブス主演 「コンスタンティン 」
くどくどと長いセリフで説明せずに、映像の中で観客に分かって貰おうという姿勢がGOODでした!
細かいアイテムも、映画の雰囲気を盛り上げているし、音楽もマッチしていた。
主人公のタバコへの愛情(?)も最初の悪魔払いのシーンで見られ、そのヘヴィ・スモーカーぶりが彼の肉体を蝕んでいるという伏線にもなっている辺りもうまい。
地獄のシーンは「おお、すごい!」と思わせるような映像でなかったのが残念。
正直陳腐な印象も受けた。
キリスト経圏でない日本では、“神・悪魔・堕天使・ルシファー・ガブリエル”などの設定が分かりにくいが、そんなに詳しくなくても、なんとなくその雰囲気が楽しめる点は良かったかな。
主人公を指して「無敵の男だった」と呼ぶところがあるが、主人公自身が圧倒的な強さを見せる場面が無かった点が一番惜しいなと感じた。
エクソシストとして、観客へ強烈に印象付ける強さを見せて欲しかった。
でも主人公のシニカルな様子には、キアヌ・ファンの方はうっとりでしょう(笑)。
ところで主人公の相棒、彼に関しては嬉しい驚きが待っているので、これから観に行かれる方は、エンドロールが終わるまで席を立たないように!
でも、この映画、意外に地味でもあるので、万人に勧められるようなものではないかも。
気に入る人と、そうでない人と、くっきり分かれそうですね(笑)。
「コンスタンティン」オフィシャル・サイトhttp://constantine.warnerbros.jp/