今週(4/12)の七原投手 | スタンディングダブル

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愛知県の高校野球や大学野球の観戦記

前カード(4/5、4/6の名古屋経済大戦)で2戦連続コールド勝ちを収めた強打の名商大打線を相手に1失点完投勝利。

本人曰く不調だったそうですが被安打6与四球2奪三振9は十分すぎるほどの内容に思えます。

ついでに打者としても先制タイムリーを叩きだしており、二刀流っぷりも健在でした。


今回は1部リーグでも好成績を残していた名商大の中軸(池尻選手、赤松選手)を相手にどういうピッチングをするのか、

というところに着眼を持って観戦しました。


1巡目

池尻 三塁ゴロ

赤松 ファーストゴロ


2巡目

池尻 三振

赤松 左中間へタイムリー


3巡目

池尻 三振

赤松 三塁ゴロ


4巡目

池尻 遊撃ゴロ

赤松 センターフライ


と計8打席の対戦で許したのは1安打のみ。

特に凄かったのが3番打者から始まった6回のピッチングで、

3番の松浦選手、4番の池尻選手を連続三振に仕留めて5番の赤松選手を三塁ゴロに打ちとったわけですが、フルスイングでの空振りをバンバン奪う鬼神のような直球を連発していて身震いしそうでした。

球の角度・パワー・スピードが一番整ってたのがこの回の投球だったように思います。


特に池尻選手は今日の第2戦目(4/13)で3本塁打を放ち、今季4試合で6本塁打とリーグ記録を塗り替える勢いで打ちまくってるだけに、七原投手の凄さが際立ちますよね。

しかし、赤松選手は社会人でも通用しそうなハイレベルな打者なだけあって凡打らしい凡打は一つもなく、2巡目にはタイムリーヒットを放ちました。

ストレートをことごとくカットして外角に曲がり落ちるスライダーも見極めてのものだったので、

七原投手を見に来たプロのスカウト陣に自身の存在をアピールできたかもしれないですね。


そんなこんなでもう本当にドラフト1位待った無し、って感じになりつつあったわけですが、

本日このような報道が・・

名古屋大・七原優介投手が149km/h完投勝利、7球団視察もトヨタ自動車入り表明

愛知のアマ野球ファンとしては若干残念ではありますが、

国立大卒というキャラクター性を捨てて実力で勝負したいという硬派な意気込みと、

プロに入るだけで満足する訳じゃなく成功を収めたいという高い志を感じますので、

今後とも七原投手の活躍は追っていきたいなと思っております。

(社会人野球の観戦にまで手を出すと過労死しそうな気もするんですが)


先週に続き民放各局とプロのスカウト陣がずらりとネット裏に並んでいました。