先日、カミさんの実家へ帰省しました。
義母と同居している、僕の2コ下の義兄は大の漫画好き。部屋はさながら漫画喫茶ですw
カミさんの実家にいるとけっこうヒマなのでボール蹴りに行ったりするんですが、今回は漫画喫茶を漁ってみました。すると「HUNTER×HUNTER」を発見。7年くらい前でしょうか。作者の冨樫義博さんがトンズラ具合が悪くなり連載は中断。とても残念に思っていたのですが、何年か前に連載が再開。ジャンプの購読はやめていたので、気にはなってましたがずっと読んでませんでした。で、発見してしまったのでひさびさに読みました。そしてあらためてわかりました。なぜ冨樫義博が根強い人気を保っているのか。なぜあんなに休載しても集英社をクビにならないのか。
なぜか?それはもう凄まじいほどのクォリティの高さによるもの。そう感じました。
特に今回あらためて感じたのは心理描写。24巻から29巻まで一気に読んだんですけど、登場人物の感じる恐怖や悲しみがまるで内臓に突き刺さるよう。冷たい手で心臓が鷲掴みにされるよう。
ノヴがシャウアプフの凶悪なオーラと対峙し、それだけで戦意を喪失してしまった場面。
キルアがパームによって自己肯定感を取り戻した場面。
主人公のゴンが見せる揺るぎない意志と大いなる悲しみ。
どの場面をとっても、圧倒的な迫力で読者に襲い掛かってくる。いや、比喩ではなく本当にズタズタにされましたよ。
長期休載以前も面白かったけど、この数年でさらにストーリーテラーとしてのレベルが上がったと感じました。僕が、こんなヘタレブログに感想を書いてはいけないと思うほどです。これはヤバイです。子どもの漫画とは思わず、少しでも興味を持っていただけたならぜひ読まれることをおすすめします。ああ、どうしよう。1巻から揃えたくなりました。またBOOKOFF通いが始まりそうです。子どもたちは大喜びです。カミさんには怒られますwww
でも、これからも本当に期待したいです。義兄の漫喫にはありませんでしたが、30巻が発売されているようです。とりあえず明日買ってみようかな♪