いまだに根強いファンのいる楳図先生の『漂流教室』。もう50年近く前の作品なんですね。
ある日、突然小学校ごと、人類滅亡後の荒廃した未来に送られてしまった、小学生達を描いたSF作品です。
大林宣彦監督による映画化をはじめ、TVドラマ化、舞台化など多数のメディア展開もされていった名作。
この作品、楳図先生らしいホラーテイストなSF作品となっていますが、根底には子供の成長と自立による別れ、母の愛などがテーマとしてしっかり流れていて、そこが名作たる所以であり未だにファンが多いのだと思います。
ある日、小学校が校庭ごとごっそり消えていまう。
未来においてボロボロのビルの高層階で襲われる主人公を、時空を超えて母の用意したナイフが助けるシーン。
楳図先生テイスト満載のホラー系シーン。
襲ってくる、この不気味な怪物の正体は、、、実は。。。。。読んでみてのお楽しみです。
ちなみに、いまだにカマドウマを見かけると、このシーンを思い出します。。。( ´∀` )
ラストシーンのあたり。最後は本作品のテーマであろう(勝手に思ってします)母と子の別れで締めくくられ、とても充実感を味わえた作品です。
レア度:★☆☆
おすすめ度:★★★