生島ヒロシ・岩本さゆみ『日本経済 本当はどうなってる?』を読了 | 再開  オネオネ日記

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ぐるっと一周回って、元に戻っての再会です。タイトルも変更しました。いろんなことがあって、中断していました。やっと落ち着いたのでまたはじめようとしています。

先々回に扱った岩本さゆみ先生の新刊本です。一気に読みました。

 

ラジオ番組への出演は知っていましたが、1回ぐらいしか聴いたことがありません。でもその形式を思わせるような構成になっています。生島さんが質問してそれに岩本さんが答えるような形式です。いかにも番組の文字お越しをしたかのようですが、そこは本なので、図表あり、資料ありで説得力をますように工夫されています。

 

その内容は、GDPがドイツに抜かれて、4位に後退するという話題の真実から、このところの物価高、国の借金1000兆円越えという不安をあおる財務省の手の内まで語られます。そんなことよりもっと身近な大丈夫かなという年金問題まで語られます。

 

もっと、もっと差し迫った私(←それぞれの皆さんの私ですよ)はじゃぁどうすればいいのかという投資ないし運用の問題までひろく扱っています。

 

とくに読んでいただきたいのは6章です。

まだまだ、50年先という20代から、もうすぐそこに来ている50代、もう長期投資なんて関係ないよという70代、80代の投資ないし資産の運用まで、食い込んで語ってくれています。

 

「はじめに」で生島さんが「ぜひ、熱々のうちにご一読ください」とのべています。冷えないうちにという事なんでしょうが、私に言わせるなら、遅くとも6月末までにはお読みになることをお勧めします。

 

2024年は変化の年になるという予感がありますので、それに備えておくためにも読まれた方がいいと思っています。

7月、8月になると状況は大きく変わっていく予感です。ボクだけではないですよ、みんな(←みんなって誰やねん?)言っていますからね。

 

例えば、31ページにある図表です。

断トツの米国の対外債務が目を引きます。これを支えているのが、ドルという名の基軸通貨と世界一の軍事力ですが、もうなにが起こっても不思議でないところに来ていると感じるのは私だけではないとおいます。

 

そんな大状況とは別に、まさに6章「人生100年時代、「何に」「どう」投資するのが賢いか」です。

 

そこで、自分の健康に投資するのが一番だという話題が会話されているのが、言い得て妙です。

お金より健康という経済学です。