-2024年2月20日(火) その2-

 

 前日の終演が21時20分頃で、帰宅が合唱団帰りよりも遅くなり、23時半過ぎでしたが、素晴らしい演奏を聴いて、とっても幸せな気持ちだったので、ぐっすり眠れて、朝もちゃんと早起き出来ました。

 

 定期会員特典のゲネプロ見学会が10時半からの予定で、集合がみなとみらいに10時だったので、余裕をみて、7時40分過ぎの常磐線に乗りました。

 

 東京駅で乗り換えを待っていたら、目の前にディズニー模様の新幹線が止まっていて、「ホーンテッドマンション」を思い出して、すごく楽しい気持ちになりました。

 

 9時半過ぎに無事にみなとみらいホール入口につくと、すでに長い行列になっていました。

 でも、10時頃には中に案内してくださり良かったです。

 そして、ホワイエで、まずはゲネプロ見学会についての説明がありました。ゲネプロは当初10時半開始の予定でしたが、昨晩、9時20分頃までかかるプログラムを熱演されたオーケストラのために、沼尻先生の意向で開始を11時からに遅らせることになったそうです。

 もちろん、そのこと大賛成でした。聴くだけの私は大丈夫ですが、オーケストラのみなさん、昨晩の演奏のあと、みなとみらいでも朝から大変なのではないかと私も陰ながら心配していましたので。

 

 そして、説明の後、見学者は1階後部の座席に移動したのですが、私はちょうど好きな通路側を確保出来たので嬉しかったです。

 

 10時半までは席に座って、奏者の方々が次々にいらして音出しされているのを聴いていることが出来て、嬉しかったです。

 10時半からはホワイエに出て、音楽主幹の榊原さんからプログラムについての解説を聴きました。使用される楽器(テナーホルンとテナーチューバ、ルーテ)のことや、バルトークピチカートや駒の近くで弾く奏法のこと、曲のイメージについて等々、とても分かりやすくお話しくださって、とっても楽しかったです。2楽章と4楽章のイメージもしっくりしましたし、ジェットコースターで花屋敷を巡るような曲と表現されていたのもなるほどと思いました。

 

 そして、11時から公開ゲネプロとなり、既に別記事で書きましたように、オペラシティとみなとみらいの響きの違いを考慮しての調整、確認を中心に進み、音が良く聞えるように、効果的な音響を得られるように、楽器配置や高さの変更も行われました。

 

 そんなこんなで、本番前に、とっても興味津々の楽しいゲネプロ見学会に参加出来て、感謝いっぱいでした。本番鑑賞のためにも、すごく役に立ちました。

 

 見学会のあとは、プレトークまでの時間が1時間くらいでしたので、遠くには行かないで、ホール入口のすぐ近くにあるカフェでオムライスを食べました。本当は、昼食に糖質を多く摂るとちょうどコンサート中に眠くなってしまうので困るのですが、外食では糖質中心になるのは仕方ありません(>_<)

 

 本番前、13時35分過ぎからは沼尻先生のプレトークでした。初めに小澤征爾さんとの思い出をお話しくださいました。前週の音楽堂プレトークでは出ていなかった内容で、小澤さんの振るマーラー7番の副指揮をしたことに関するお話でした。

 副指揮と言っても、音響チェックをするくらいで、他には見学に来ていたお母さんを探してきてとか、ちょっとタオルを持ってきてとか、そのような感じでお側にいる感じだったそうで、音楽的なご指導のようなことはほとんどなかったそうです。

 それで、その後しばらくしてから、「あの時のマーラー7番は…」とお話ししようと思ったら、小澤さんはもうそのことを忘れておられて、「そう言えば、なんか長い曲をやったね~。」という反応をされ、沼尻先生はそれがすごく印象深かったそうです。マーラー7番というとそのことを思い出すそうです。

 そのように、小澤さんは、インプットがすごくて、指揮も暗譜でされますが、出て行く方もすごく早かったそうで、いつもそのように小澤さんの脳みその中は、入るもの出るものでグルグルと高速回転しているようだったそうです。

 

 他には、ゲネプロで山台をさらに上げることによってマイクなしでも聞えるようにしたマンドリンとギターのこと、テナーホルンのこと、カウベルが先生の私物で、ヨーロッパにいたときに農機具店で1つ1つ音をチェックして購入してきたものであること(きっと、お店の人は怪しい東洋人だと思っていたでしょう…とのこと)、2023年8月のびわ湖ホールのマーラーでそれらのカウベルが使われて、それをみなとみらいに直送してもらって、舞台袖で演奏されるカウベルとして使っていること等々、楽しいお話満載でした。

 沼尻先生は「あまり役に立たない話ばかりで申し訳ありません。」と仰ってましたが、私は心の中で、「いえいえ、いつも楽しく超有益なお話をありがとうございます!」と応えていました。

 

 そして、いよいよ本番。

 

 前日のオペラシティでは最前列でしたが、みなとみらいではもう少し後ろの同様の通路側座席で聴きました。

 

 みなとみらいでは、音がオペラシティに比べて、すごくスッキリとして軽ろやかに聞えるような気がしました。それぞれの楽器の音と演奏がよりクリアに聞える気がしました。

 

 そして、曲の印象については、オペラシティでのコンサート記録に書いたこととほぼ同じなのですが、ホールの響きの違いもあるのかもしれませんが、みなとみらいでは、さらに洗練された感じがしました。素晴らしい音楽を聴きながら、ずっと幸せで、2曲とも、聴きながら涙が滲んできました。本当に良い曲を素晴らしい演奏で聴くことが出来て、感謝いっぱいになりました。

 

 曲が終わると、オペラシティ同様、みなとみらいでも大拍手とブラボーたくさんでした。客席もみんな大喜びなのを共有している感覚も本当に嬉しくなります。

 沼尻先生は、みなとみらいでも、丁寧に各セクションを讃えておられ、私も拍手いっぱいしました。

 

 本当に本当に素晴らしい幸せなコンサートで、沼尻先生にも神奈川フィルのみなさまにも、演奏会に関わってくださった皆さまに感謝いっぱいです。

 

 

○2024年2月17日(土)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第392回みなとみらいシリーズ定期演奏会

会場:横浜みなとみらいホール 大ホール

プレトーク:13:35

開演:14:00

指揮:沼尻竜典

ピアノ:ニュウニュウ

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

コンサートマスター:大江肇

曲目:

グリーグ/ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16

マーラー/交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」

 

 

↓演奏会後の楽団員さんたちの投稿も楽しかったので、見つけたものだけですが、転載させて頂きます。

 

シンバル、カッコよかったです!

 

私は、打楽器が結構好きなので、嬉しい写真です。ティンパニのドンドコドンドコとか、シンバルもカウベルも鐘も効果抜群で素晴らしかったです!

 

差し入れ、美味しそう!

 

 

フルートもとっても素敵でした!

 

ホルンもすごく効いていて、カッコよかったです!

 

コンマス大江さんもとっても素敵でした!

 

チェロの奏でる音色、メロディーに胸キュンになりました!

 

 

↓公開ゲネプロ参加者への案内

 

↓公開ゲネプロ時の席から

 

↓本番鑑賞の席から

↓本番鑑賞の席から

 

↓2日間のプログラム

 

↓2日間の座席

オペラシティ…1階3列11番、最前列!

みなとみらい…1階C6列13番

 

↓行きの東京駅で東海道線を待っている時に、ディズニー模様の新幹線が目の前に!

 

 

 

 

↓今回の2日間のコンサートについて、今まで書いたこと