こうゆうのを読むと、つくづくルポルタージュの持つ
ちからを感じてしまう。
「キャパの十字架」 沢木耕太郎著
内容紹介
写真機というものが発明されて以来、最も有名な写真――
戦場カメラマン、ロバート・キャパが1936年、スペイン戦争の際に
撮影した「崩れ落ちる兵士」。銃撃を受けて倒れるところを捉えた
とされる写真はしかし、そのあまりにも見事な迫真性が故に、長く
真贋論争が闘われてきた。
学生時代より半自伝『ちょっとピンぼけ』を愛読し、キャパに
シンパシーを抱き続ける著者は、その真実を求めて、スペイン南部
の〈現場〉まで実に4回にわたる旅に出る。粘り強い取材の結果、導
き出された驚くべき結論。そして、戦場で死んだ女性カメラマンで
キャパの恋人だったゲルダ・タローとの隠された物語とは。
76年間、封印されていた「真実」がついに明らかになる。
ココに書かれている内容は、NHKでドキュメンタリーとして
放送された。
たまたま沢木氏が調査したものと聞いて、オンエア時に
見ていたものだった。
本書にも問題の写真や、同時に写された数十枚の写真が
ふんだんにのせられて考察して行くのだが、
放送は、映像で大変見やすく(CGなんかもあったかなぁ)
一目で納得いったものだ。
どこで、どんな角度で、どのカメラで、誰が撮ったのか?
じわじわと真実に迫ってゆく過程はまさにサスペンス!
その上で、この写真が持つ役割、キャパの気持に
思いをはせる。
これが真実なら、キャパはその一生をかけてこれを
上回る一枚を撮ろうと躍起になったはずだ。
だが、ワタシのココロに残ったのは、ジブンの進む道を
みつけて生き生きと戦場を駆け抜けていった一人の
女性。
ゲルダ・タローはその生涯を志なかばで終えてしまったが
多分彼女には、名声や野心などあまり欲しくなかったのだろう。
だからこそ、しばしの休息の間にくつろぐ男女の兵士の
笑顔をあんなに美しく写せたのではないかと思うからだ。
そして、あの歴史に残る一枚でさえも。
それは演出だったのか?ただたまたま足を滑らせた
瞬間なのか?
後者ならその時、ゲルダは他愛もなく笑い転げたのでは
ないのか。
真実に迫るという事は、大きな出来事の陰で、埋もれて
いる小さなできごとも浮かび上がらせる気がする。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
そんな事とは何の関係もなく(笑)
今日はイチゴ大福食べた。ジツは初イチゴ大福!
ん?
こりゃあ、「イチゴのせ大福」だよね?(笑)
デカすぎて、ひとくちでは無理。しかも大福とイチゴは
別々にしないと・・
でもイチゴが新鮮で、アンコ・お餅ととっても合うね。
こんだけ年月が経っちゃうと、まあヤラセでも偶然でも良いかって・・・