どこからどこまでが妄想でどこからが現実なのか・・
「バードマン~無知がもたらす予期せぬ奇跡」
マイケル・キートン
でも不思議と不自然じゃないんだよね。
ヒーロー映画で一世を風靡した主人公が
ブロードウェイでの舞台の成功を切望する物語。
楽屋から舞台へ、舞台から楽屋へ、ぐるぐるぐるぐる
ハンディカメラでず~っと、主人公を追いかけていく。
眼が回ってこっちまで、妄想の世界に引き込まれそう。
カットがなくてずっと連続して見えるのは、編集の妙らしい。
リーガンの追い詰められてゆく様は、物凄く圧力が
あって、こっちまでが息苦しくなってくる。
だからこそ、妄想のなかでのバードマンの活躍?が
スカッとするのだ。
それと
劇中劇の原作はカーヴァーの作品なのね。あれか~
どおりでどこかで聞いたようなセリフと長い題名(笑)
舞台にするとこうゆう風になるんだな。なるほど!
とっても変で、とっても心がザワザワするけど
最後が雨上がりみたいに清々しくなっちゃう映画だった。
ムカシ、パーマンの所にやってきたのはスーパーマンだったのだが