疲れた人たちが、ちょっとだけ人生を欠席して
コーヒーと景色に癒されに来るお店。
「虹の岬の喫茶店」 森沢明夫著
こんなお店が近くにあったら、いつでも癒されに
行っちゃうなぁ!
しかも悦子さんが
「美味しくな~れ、美味しくな~れ」
って作ってくれる、とびっきりおいしいコーヒー。
物語は、「岬カフェ」をめぐる、四季+もう一つの春の
5編のお話。
けれども年代は話ごとにちょっとずつ飛んでいるので
最後の話では悦子さんもかなりの歳になっている。
どのお話も、つながっているところがあって、後日譚
と言えないまでも、あの時の男の子はこうなったのか~
とか、あのお父さん元気になったんだ~とか。
泥棒でさえも改心しちゃう、悦子さんの魔力
癒された人たちはみな、悦子さんに感謝のシルシを
残してゆく。
森沢氏は映画「あなたへ」の原作者だ。
この本も映画化されるらしい。配役を見て、このヒトは
あのヒトかな~と想像するのも楽しい段階。
悦子さんは当然、吉永さんね。
全然派手じゃないけど、きっとほっこりしたいい映画に
なると思う。
物語は虹がポイント、さてどれだけの絶景なのか・・・?
