究極のいやし | 三龍建築士

三龍建築士

BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

気づいたら、ほろほろって涙がこぼれちゃったふなっしー


「なんくるない」 よしもとばなな著


さすがは元祖癒し系。


こんなに感覚の鋭い人を捕まえて、とっても

おこがましいのだが、深いところで似たところが

あって今回はとっても共感。


言ってる本人すら自覚がないような、タチの悪い

小さな悪意に何回もさらされ、また毎日の

ちょっとした自己嫌悪が積もってきて、

息苦しくなっていた。



そんな時、どうやってリカバリーしていくのか?

主人公たちが身をもって示してくれる。


突然の家庭崩壊の危機に、けなげに自分を保とうと

する女の子。


人生のとってもきれいな一場面に出会った人を亡くした

カップル。


離婚して思いもよらない喪失感の中、身勝手な悪意

にさらされた女性。


親のエゴで放浪の旅に付き合わされてる少女。




どの人たちも、沖縄の独特の空気の中で癒されてゆく。


読んでいたら、あれあれ?って思う間に、涙が流れて

しまって、何だかスッキリ。

そういえば、涙を流すのってストレス解消の効果も

あるって聞いた。



小さな世界に閉じこもっていてはいけないのかもね。

外の世界を見てみたら、ジブンを認めてくれる人も

癒してくれる人もいるかもしれない。



ワタシは今回小説の中でヴァーチャルに癒されて、

意地悪や、ジブンの失敗なんか、それこそ


「なんくるないさ~」って


吹き飛ばしてしまえそうな気がした。





沖縄はもうじき梅雨明けだ。ほんと、行きたくてウルウルしちゃううるうる