会社帰り、駆け込みで新宿の映画館へ。
「インサイド・ルーウィン・ディヴィス
名もなき男の歌」
コーエン兄弟監督
モタモタしてたら終わっちゃう。よかった、間に合って。
コーエン監督ってすごい監督らしいけど観た事なかった。
でも、こうゆうの好きなタイプ。
観る前に、ロビーで知り合ったご婦人も、監督作品なら
おすすめとの事だった。
ルーウィンは売れないフォーク歌手。
この、猫を連れて途方に暮れた姿がいい。
果てしない孤独。
フォーク歌手ってのもいいな。死語?
S&Gみたいにデュオだったのに、相棒を亡くして
頑固にソロで活動を続ける彼。
他人が相棒のパートを歌うのさえ許さないこだわり。
でも、その気持ちわかる。
時代は、ディランやPPMなんかの直前の世代。
実在のデイヴ・ヴァン・ロンクっていう人の話。
このヒト全然知らなかったけど、ディランの映画
「ノー・ディレクション・ホーム」にも出ていて、
しっぶいブルースなんかも歌っちゃう。
・・てな事は、全部置いといて。
何がいいって、主演のオスカー・アイザック!
完全に惚れちゃうね。
はっきりいってストーリーどーでもいい。
彼の声と技量、ギターも抜群に味がある。
歌にソウルがある。
大好き。しかも撮影LIVEで撮っちゃったんだ。
めずらしいよね。普通はきっと吹き替えか、前撮り?
うめぇ!
上手くて聴衆の心もつかむのに・・売れないって役
すっごく説得力があった。
ダメダメな男の1週間の最後に、昇る朝日のごとく
あの変な声の美少年が歌い始めてとどめを刺す。
そいつの名は・・
重要な脇役、あの猫(笑) 間違われた雌猫はいったい
なぜ、ネコザメとのコラボに?(笑)