出勤日の朝の気分は最低である。
もうちょっとゆっくりパンをかじりたいし、
もうちょっとゆっくり新聞を読みたいし、
・・・できるならベッドにUターンしたいくらい。
なので、ipodでアッパー系の曲聞きながら
絶賛取組中の本に没頭しつつ電車通勤している。
トコロで、毎朝電車で会う女性がいる。
彼女は同じ会社の違うフロアで働いている人だ。
前は同じフロアにいたので、朝会うとおしゃべり
しながらの通勤となる。
とても遠くから通っているので、ほとんど同じ時間の
電車に乗っている。(変えると遅かったり早すぎたり
接続が悪かったりするらしい)
ワタシはというと、遅くなったり早くなったりしても
けっこう融通が利く駅からなのでマチマチだった。
ところがこの春からダイヤが変わって、そうもできなくなり
必ずと言っていいほど、同じ電車に乗るようになった。
彼女はとても感じのいい人で、電車に乗ってる間は
暗黙の了解で、お互い読みかけの本を読むことに
なっている。
そして降りてから会社までの道すがら、朗らかに
笑ってワタシの服を褒めてくれたり、愚痴を聞いて
くれたり・・
おかげでとってもいい気持ちで会社に向かえるのだ。
ただ一つ、とーっても困ったことがある。ワタシは
彼女の名前を知らない
のである・・・
知らないというか、向こうはワタシの名前を呼んで
くれるので、知り合った頃に名乗り合ってると思う
のだが・・・
聞けないよね~今さら。
取りあえず、今は何とか切り抜けているが、そのうち
バレちゃってお友達じゃなくなっちゃうかと思うと
気が小さいらーらは毎朝ハラハラドキドキなのである。
ワタシより年上のとっても品のいい女性。さりげなく名前を