霧隠? | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

てっきり題名から、今度は霧隠サイゾウの出番か

と思ったが・・・



「フォグ・ハイダ」 森博嗣著



まあ、ゼンとカシュウの関係が、サスケと大猿みたい

なので(こっちはほんとに親子だが)、サイゾウ出て

来ても違和感ない、みたいな(笑)こざるっち



実際は文字通りのイミだったわけだが。


刀の道を極めてみたい気持ちと、それは人の命を

奪うことに他ならない事実とのはざまで揺れるゼン。



ならば、ヒトを殺めずに剣を磨くことはできないのか?



考える間もなく、状況は斬り合いへと進んでしまう。

腕の立つ相手の太刀筋を見たい。立ち合いをしたい。


欲望にあらがえずとまどう。



が、ひとたび剣を交えてしまえば、その躍動感に

のみ生きている実感があることに気づく。



この辺、スカイ・クロラシリーズの戦闘場面に

通じるものがある。技量の戦い。

人が死ぬことさえなければ、チャンバラもドッグファイトも

スポーツとして認知されるだろうが。



そうなれば、命のやり取りがあるからこそ生まれる

真剣勝負は、産み出せないな。

しかもその刹那にしかない、友情?も技術の向上も

望めなくなる。



何とも特殊な世界だ。



この間、ジムでミット打ちしてもらいながら、タイミングを

ずらして打つことについて知らず考えていた。


フェイントをかわしつつさらに微妙にタイミングを外し

打つ・・・

なんで、こんなナマイキな事考えちゃってんの?

ワタシ(笑)


と、思ったらこれはゼンノスケが今回の剣客への

アプローチを考えてた場面だ!と気づいて苦笑い。


レベルが違うんだよ、レベルが!(爆)



ボクシングもこの特殊な世界のひとつだった(笑)






今回も、どんだけ人を斬ってることか・・。後始末が大変な事を

書いてるのが非常に現実的でいい(笑)