EMPATHYでいいじゃん? | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

「数学的にありえない」が大ヒット。


第2作も楽しみにしていたので。




「心理学的にありえない」


         アダム・ファウアー著








でも、どうよ?この題名。


1作目は興味をひかれるし、成功だと思うけど。


2匹目のどじょうとしても、どうかねぇ?


「EMPATH[Y]」で良かったんじゃないかしら。


ー共感ーとかー感情移入ーとか入れて。


ま、それはいいとして。


今度の超人は、海月が水を吸ったり吐いたり


するみたいに、自分の感情と他人の感情を


取り込んだり、投射して操ったりできる人たちの話。



以前、鬱の人といっしょにいた時、ジブンもその


気分に押され、影響を受けそうになってとっても


怖かった。



きっと、ワタシにもその素地があるから、受けやすい


のかもしれないけど。



こういうものが実際にエネルギーとして確信的に


使えるとしたら、本当に恐ろしい。


そして、使える人なら他人からの影響もかなり


受けやすくなるというのも納得できる。



面白いところに目をつけたな~と思う。



物語は、3段階ぐらいの時間を行き来するので


登場人物は同じでも名前が違ったり、ミスリード


あり、最後まで騙されたり、驚かされたりで退屈


しない。



伏線部分をうっかり見逃したため、人物を間違えて


認識してしまい、おかげで思いがけずうれしい


うっちゃりを食らっちゃった(笑)



ただ、肝心の主人公・イライジャの能力と特性について


描写が不十分なため、彼の弱点ばかりが強調されて


最後の活躍場面が、不合理に感じてしまう。



そのため感情の投射部分が同じような表現の


繰り返しになってしまい冗長。不満足。


もっと、「梨汁、ブシュー!」ふなっしー


みたいな、得意技の発動で解決できたら、メリハリが


あってよかったと思う。



・・・それでも、一気読みだったけどね~ぇふなっしー

この力を世界を動かすために利用するとしたら?


最終的には人類をどういう方向に向かわせたいのか


分からずに終わる。それとも、続編はあるのか?




舞台はニューヨークのニューイヤーズイブ!

たくさんのヒトに囲まれて、みんなの感情がアタマに流れてきたら・・・

コワイ!叫び