わ~お!難解だ~。てゆうか、作者の思考や
瞑想の混沌の中に放り込まれてしまう感じ。
「赤目姫の潮解」 森博嗣著
こんな本が書けてしまう森先生ってどんなヒトなの?
難しい事は、仕方ないので全部取っ払っちゃって、
空想に浸るように、・・・そう、なるべく抽象化して
読むように心がけてみる。
キーワードは「ネスト」なのかな。
入れ子構造。
ジブンの存在も思考も経験も全部、大きな器に
くるまれて操られている。
その存在もまた・・・みたいな。
ちょうど、たとえば鈴木光司の「ループ」のように
ワタシ達が実存すると思っている、肉体も精神も
コンピューターのシュミレーションに過ぎないって
いうような考え方。でもじゃあこの私の意識って
なんなのよ?
コンピューターが、っていかにもありそうだけど
ココではもっと、絶対的な?神というような?ものを
さしているのか?
機械(人形)と人間の違いに言及している点では
やっぱりコンピューターの仮想現実ってことかとも
思う。
赤い目はパソコンのスリープ状態で、緑目
は
運転状態の印象、なんちって
微小な個人・ミクロから絶対主・マクロへ、考え始める
とキリがないけど、
こういう思考をしていくと、森先生がしばしば見せる
虚無な世界が垣間見えてくるような気もする。
あ~だめだめ!このくらいが限界(笑)
でも、
アタマに描く、赤目姫の世界は、ちょうどゲーム
「クーロンズゲート」のドフィーヌの間のシーン。
太陽からぶら下がっている管
のイメェジ。
太陽の操り人形。無駄に青い空
。
液状化する砂漠。
言い方はまずいけどちょっと脳内バカンスなカンジ。
しかし、
最後になって、百年シリーズにつながる話か?って
うかつにも今さら気づいて後の祭り、ちゃんちゃん(笑)
いわゆる幽体離脱的な体験も・・・・ あるいはアナザ・ヘヴン?