全共闘のハナシなので、ちょっと興味が・・・
なんて、当時のヒトが聞いたら、ノンポリかこいつ!ってゲバ棒で
殴られてたかも。
一回り以上、上の世代の話だ。当時子供のワタシは、某大学の
向かいに住んでいたので、家の中からデモ隊と警官隊の戦い
を見ていた側。
物語は、先日水村美苗先生の講演にゲストとしてきていた
川本三郎氏(けっこう、フツーにステキなおじさんだった)の原作。
事実に基づいている。
週刊誌の記者、沢田は全共闘の活動家を取材するうち、
自称左翼活動家の、梅山と知り合う。
独占取材に功をあせった彼は、梅山を疑いながらもその言葉を
信じて痛い目に合うのだった。
ブキミな松山ケンイチ。苦悩する妻夫木聡。
売れっ子2人が火花を散らす~的な?まあ、そうだよね。
真の活動家なんてホンの一握りで、実際には時代の流行だから
とか、カッコイイからとか。
そんな学生が多かったに違いない。
そんなヤツの一人で目立ちたがり屋がポーズだけで、自衛官を
殺してしまい、その片棒まで担がされてしまう沢田。
巻き込まれずに、客観的な立場で報道しなければいけないだろうに
この時代の魔力というか、流れに巻き込まれて眼が曇ってしまった
としか言いようがない。何とおろかな・・。
最後のナミダは、沢田が市井のヒトの優しさとか幸福とか、
活動なんて何の関係もない当たり前の生活の大切さに
気づいたって事なのかなぁ。
それでも、エリート達は違うね。運動で挫折しても、おもな人たちは
現代でちゃ~んと出世してるもの。
某知事とか?クセでしゃべりすぎちゃう
なんだか、団塊ってズル~イみたいな。
ところで、このタイトル、
Bob Dylan の「My Back Pages」
から来ている。最後のテーマ曲で奥田民生が真心ブラザーズと
歌っているが、日本語訳詞と曲それから歌い方が、まるで
吉田拓郎(笑) カバーかと思った(爆)
改めて、ボブディランが吉田拓郎に与えた影響、なんて、
考察しちゃったりして。←そこか~