いいと思います (°∀°)b | 三龍建築士

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BOX・ドラマ・映画・・・ときどき読書(笑)の日々に変更~

映画化までしちゃって・・・。百田はん、どんだけ儲けんの?(笑)



「モンスター」  百田尚樹著


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自分は別に連休じゃないですが、本も読んでます。だはは苦笑



あらすじや映画の予告なんて見ると、とってもドロドロしたハナシに

聞こえるけど、いたって純粋に幸福を追求した女性の話だと思う。



たいして肥ってないくせに私はデブとか、眼が細いとか、顔がでかい

とか言うヒトいるよね。

ほんとに肥ってたり、「ばけもん」さんみたいに醜く生まれてしまった

人からみたら、なんてウザい!




らーらはほとんどの人生、デブで暮らしてきたので(爆)、田淵の気持ちが

結構わかる。



美容整形なんて彼女にとっては眼からウロコ。

ちょっとでも綺麗になったの喜びが伝わってくる初めての整形。

次々に手術を受け、絶世の美女へと変身してゆく様には喝采である。



親からもらった身体を・・云々なんて、軽はずみにいえたもんじゃない。

彼女は誰にも迷惑をかけてないし、自力で到達したのだ。

ほっといてチョウダイ!って感じ。



手に入れたものは大きい。仕事も選べるし、周囲のヒトが

あからさまに親切になる。当然モテキも訪れる。

ざまあみろって、胸のすくような展開。復讐も思いのまま。


しかし、失うものも小さくない。

繰り返す手術で、彼女は命を削ってしまった。

残った命を、彼女が賭けたものは・・・。



結果、シアワセな人生だったといえるのではないかと思う。

昔のままの彼女だったら、長生きして何の生きがいがあっただろう。



とどのつまり、人間は自分の生きがいを探して歩く生き物。

少しでも楽しいとかシアワセだと思える人生を。

その為には、自分なりの貪欲さで追求する事が必要なのだ。



昔の自分が泣いたりなんてしない。

今の自分がある限り、それはただの感傷にすぎないのだ。


・・・と思う。



・・ムリがあるか~あせる
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